関西では、けさはかなり厳しい冷え込みとなり、凍てつく寒さとなりました。あす27日(金)は広い範囲で雪や雨が降り、交通機関に影響が出る恐れがあります。その後も北部では雪が降りやすいものの、中部と南部では天気が回復に向かうでしょう。

●厳しい冷え込み 観測史上1位の地点も

けさは各地で冷え込みが強く、内陸部では氷点下10度を下回った所もあり、凍てつくような寒さとなりました。近畿地方で気温を測っている64地点のうち、およそ9割の地点で氷点下の冷え込みとなっています。また、京都府南丹市の園部、滋賀県東近江市の東近江、和歌山県田辺市の龍神(-8.7度)では、統計開始以来最も低い気温を観測しました。

※観測開始年…
園部(2002年)、東近江(1978年)、龍神(1994年)

●あす27日(金)は広い範囲で雪や雨 通勤・通学に影響の恐れ

あす27日(金)の関西は、日本海と西日本の南岸付近を進む低気圧の影響を受ける見込みです。このため、あすは北部では断続的に、中部や南部でも昼ごろにかけて、湿った重たい雪や冷たい雨が降るでしょう。(緑色は雪、青や水色は雨)
局地的に雷を伴って降り方が強まる恐れがあります。また、西よりの風が次第に強まり、沿岸部では波が高くなる見込みです。

あすの雪や雨は通勤、通学の時間帯と重なり、交通機関に影響が出る恐れもあります。最新の雪や雨の状況、交通機関に乱れがないかご注意ください。また、雪や雨の影響で気温が上がりにくく、昼間も寒さが厳しいでしょう。

●28日(土)も北部を中心に雪 29日(日)は中部や南部では天気が回復へ

あさって28日(土)は再び冬型の気圧配置に変わり、上空に寒気が流れ込む見込みです。寒気の強さは今回ほどではないものの、北部では断続的に雪が降るでしょう。中部と南部では晴れ間も出ますが、変わりやすい天気になり、あちらこちらでにわか雪がある見込みです。

29日(日)も、北部では寒気の影響で雪が降りやすいでしょう。中部と南部では天気が回復し、晴れる所が多くなりそうです。

この週末にかけても、気温は平年並みか平年より低いでしょう。寒さで体調を崩さないよう、体調管理にお気を付けください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士