今朝は関東で、太陽の周りにできる大きな虹色の輪「ハロ」が出現しました。ハロは天気が下り坂のサインと言われ、今夜からあす7日は関東南部を中心に雨や雪の降る所がありそうです。

●宇都宮では飛行機雲とハロがコラボ

きょう6日の朝は、関東で「ハロ」と呼ばれる太陽の周りの大きな虹色の輪が出現しました。ハロは、氷の粒でできた上空の薄い雲に太陽の光が屈折することでできます。

この上空の薄い雲は、低気圧が近づく前日などに広がることが多く、ハロが出現すると天気が下り坂のサインと言われています。

更に今朝の宇都宮市の上空には「飛行機雲」も見られました。飛行機雲は上空に湿った空気が流れ込んだ時に発生することが多く、飛行機雲がなかなか消えないときは、天気が下り坂のサインと言われます。

●今夜は関東南部で雨や雪

今夜は関東の南が気圧の谷となるため、南部を中心に所々で雨や雪が降る予想です。気圧の谷は足早に東へ抜けるため、今の所、雨や雪の降る時間は短く、降る量も少ないでしょう。雪が降ったとしても積もるようなことはない見込みです。

また、この気圧の谷に伴う雨雲や雪雲は、関東北部までは届かないため、栃木や群馬などでは今夜も晴れる所があるでしょう。

●あす7日は南岸低気圧接近 午後は再び雨や雪

あす7日は、気圧の谷が抜けるため、関東では午前中はいったん晴れる所が多くなるでしょう。

午後は南岸低気圧が近づくため、再び雨雲や雪雲のかかる所がありそうです。ただ、低気圧があまり発達せず、関東からやや離れて進むため、雨や雪が降るのは南部が中心で、降る量も少ない見込みです。今の所、雪による交通機関の乱れなど可能性は極めて低いとみられます。

ただ、各地で真冬らしい寒さとなり、特に雨や雪の降る午後は体感温度が下がりそうです。暖かくしてお過ごしください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士