2022年を締めくくる大晦日 雪の範囲は狭く穏やか 初日の出は太平洋側ほど期待大
今年も残すところ、あと僅か。あす31日(土)大晦日は、日本海側の雪の範囲も狭くなるでしょう。比較的穏やかな年越しとなりそうです。2023年の幕開けをかざる初日の出は、太平洋側ほど見られる可能性が高いでしょう。
●あす31日(土)大晦日 雪エリア狭く 北陸で局地的に雨や雪強まる
2022年、今年も残すところ、あと僅かになりました。
あす31日(土)大晦日は、冬型の気圧配置は西からゆるむ見込みです。
日本海側の雪の範囲が狭くなり、きょう30日(金)よりも晴れのエリアが広がりそうです。
ただ、北陸では午後から局地的に雪や雨が強まり、雷を伴う所もありそうですから、ご注意ください。
太平洋側は広い範囲で晴れて、空気が乾くでしょう。
西日本の日本海側や北海道でも、日が差す時間があり、比較的穏やかな年越しとなりそうです。
最高気温は、きょう30日(金)と同じくらいで、年の瀬らしい寒さが続きそうです。極端に寒くなる所はなく、大掃除や年末の買い出しなども進めやすいでしょう。
●2023年「初日の出」太平洋側ほど見られる可能性大
2023年1月1日(日)、日本付近は次第に北日本を中心とした冬型の気圧配置になる見込みです。
日本海側は寒気の影響で、雲が広がりやすくなりますが、太平洋側ほど「初日の出」が見られる可能性が高いでしょう。
東北の日本海側や北陸は雪や雨で、風が強まる所もありそうです。
局地的に雪や風が強まることが予想されます。ご来光を見るために、高い所に行くのは、大変危険ですので控えてください。
また、東北や北海道の太平洋側は、雲がかかりやすいですが、雲の切れ間から見られる可能性がありそうです
●2023年「初日の出」スポットの時刻表
上図は、初日の出の時刻です。
日の出の時刻は、場所によって少しずつ違いがあります。
札幌は午前7時6分、仙台は午前6時53分、東京は午前6時51分、名古屋は午前7時1分、大阪と金沢は午前7時5分、広島は午前7時16分、高知は午前7時10分、福岡は午前7時23分、鹿児島と那覇は午前7時17分です。
なお、国立天文台によりますと、日本の領土で最も早く「初日の出」となるのは、南鳥島の午前5時27分ですが人は定住していません。人が住んでいる場所で最も早い「初日の出」は、小笠原諸島の母島で午前6時20分となります。
島を除いて、北海道・本州・四国・九州でいちばん早く初日の出を見られるのは富士山の山頂(標高3776メートル)で、午前6時42分です。
標高が高い場所では平地(標高0mの場所より)、日の出が早くなりますので、もっと東にある標高の低い場所よりも、初日の出を先に見ることができます。
北海道・本州、四国、九州の平地で最も早く「初日の出」となるのは、千葉県犬吠埼で午前6時46分です。
●厳しい冷え込み 初詣や初日の出は防寒を
あす31日(土)からあさって1日(日)朝にかけて、全国的に最低気温が3℃以下となり、年末年始らしい冷え込みになるでしょう。
北日本は広い範囲で氷点下の冷え込みとなりそうです。
あす31日(土)夜から初詣に出かけられる方もいらっしゃると思いますが、1日(日)朝にかけて、じっとしていると凍えるような冷え込みになりそうです。ブーツや靴下を重ねるなど、足元から暖かくしてお出かけください。
なお、2日(月)からは、年明け寒波が流れ込む見込みです。
北日本や北陸は、朝晩に限らず日中も厳しい寒さで、関東から九州にかけても風が冷たく体に堪えるような寒さになるでしょう。
帰省Uターンと重なって、寒波が襲来しますので、寒さだけでなく、大雪による交通への影響にもご注意ください。