29日は「年末寒波」 1月2日~「年明け寒波」襲来か 年越しは大雪や寒さに備えて
年始にかけて、周期的に寒波が流れ込むでしょう。29日(木)から流れ込む「年末寒波」、その後1月2日からは再び「年明け寒波」襲来のおそれも。大雪や寒さにしっかりと備えて年越しを。
●きょう26日(月)夜まで東北や北陸で大雨も 落雷・竜巻にも注意
きょう26日(月)は、日本付近は冬型の気圧配置となっています。
上空には強い寒気が流れ込んでいて、日本海側ほど大気の状態が不安定です。
東北の日本海側や北陸を中心に雨が降り、断続的に雨の降り方が強まっています。
午後5時20分までの24時間降水量は、秋田県の由利本荘市矢島で66.5ミリに達し、午後5時20分現在、秋田県の日本海側には「大雨警報」が発表されています。
秋田県から山形県、新潟県にかけては、これまでの大雨で、土砂災害が発生しやすくなっている所があり、きょう26日(月)夜まで、土砂災害に注意、警戒をしてください。
あす27日(火)明け方にかけて、落雷や竜巻などの突風にもご注意ください。
●29日(木)~「年末寒波」 1月2日(月)~「年明け寒波」に注意
あす27日(火)日中は、日本海側の雪のエリアが次第に狭くなるでしょう。
28日(水)に日本海を低気圧が通過した後、29日(木)は、強い冬型の気圧配置になり「年末寒波」の影響を受けそうです。
北陸から北の日本海側を中心に雪や風が強まる所があるでしょう。ただ、この「年末寒波」の影響は一時的となりそうです。
31日(土)大晦日や1月1日(日)は、日本海側の雪や雨も弱まり、晴れのエリアが広がるでしょう。
その後、2日(月)からは、「年明け寒波」が襲来する予想が出ています。
今のところの見通しでは、2日(月)には、平地で雪の目安となる寒気(上空1500メートル付近でマイナス6℃以下)の線が山陰など西日本にかかるでしょう。再び西日本や東日本の平地などでも雪が降る可能性があります。
大雪を想定し、いざ停電した時の寒さへの備えを考えておくなど、安全に年越しできるように準備しておきましょう。
●北海道から北陸「低温」に関する早期天候情報発表
きょう26日(月)、気象庁は「低温に関する早期天候情報」を発表しました。
それによると、1月2日(月)頃から、北海道や東北、北陸で寒気の影響を受けやすい見込みです。
気温は、平年並みか低く、かなり低くなる可能性があります。
また、1月2日(月)頃からは北海道や東北の日本海側、北陸を中心に、降雪量が平年よりかなり多くなる可能性があります。
水道管が凍結するおそれがあり、また大雪によって、除雪が必要な日も増えそうです。
また、今後の予報は大きく変わる可能性があります。
特に、年末年始に帰省を控えている方は、最新の気象情報をこまめにご確認ください。