きょう23日、西回りで強い寒気が流れ込んでおり、市街地でも積雪となっている所があります。26日にかけて、日本海側を中心に、大雪や暴風雪、吹きだまりによる交通への影響に警戒してください。

●きょう23日 寒波襲来 26日頃にかけて大荒れや大雪の恐れ

きょう23日、日本付近に西回りで強い寒気が流れ込んでいます。
午前5時までの3時間降水量の日最大値は、北海道網走地方の遠軽町白滝で、41センチを観測し、統計開始の1993年以降、年間を通して1位の値を更新しました。
午前5時の積雪の深さは、札幌市22センチ、新潟市12センチ、広島市、高知市2センチなど、市街地でも積雪となっています。

寒気の流れ込みのピークは、きょう23日夜にかけてです。上空5500メートル付近で、マイナス39℃以下の寒気が、北陸や東北付近に流れ込むでしょう。平地で大雪の目安の寒気はマイナス36℃以下です。西よりの風が強めに吹き、日本海や東シナ海で発達した雪雲が、北海道から九州に、次々に流れ込むでしょう。日本海側を中心に、積雪が増える見込みです。

寒気の影響は、26日頃にかけて続く予想です。北海道から中国地方の日本海側を中心に、雪雲がかかる日が続くでしょう。大荒れや荒れた天気になり、大雪の恐れがあります。

●「道路影響予測」 26日頃にかけて雪や路面凍結の影響あり

26日頃にかけて、大雪や暴風雪、吹きだまりによる交通への影響に警戒してください。

「道路影響予測」では、25日にかけて、広く雪や路面の凍結などの影響があるばかりか、北海道や東北、北陸、東海の道路については、26日にかけて影響を受ける可能性が高くなっています。

●雪道で立ち往生 一酸化炭素中毒に注意を

もしも雪道で立ち往生してしまった場合、一酸化炭素中毒に注意が必要です。

車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。

防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士