北海道の向こう1か月の天候は、寒気の影響により日本海側の降雪量は平年並みか多いでしょう。また、気圧の谷の影響を受けやすいため、日本海側とオホーツク海側の降水量は平年並みか多い見込みです。気温はほぼ平年並みですが、1週目の気温は平年より高めとなり、2週目は寒気が入り気温は平年より低くなるでしょう。クリスマスにかけては大雪の所があり、年末年始は厳しい寒さとなりそうです。

●1週目:12月24日~12月30日 オホーツク海側を中心に大雪に警戒

今日22日は、日本海北部と道東沖の低気圧が発達しながら北海道に近づき、24日にかけて北海道付近で動きが遅くなる見込みです。22日夜は道南方面は雨が降りやすく、道東は十勝地方を中心に湿った雪が降り、大雪となる恐れがあります。また、道北やオホーツク海側も雪が降り、東よりの風が非常に強く吹くため、宗谷地方では猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害に警戒が必要です。道央も広く湿り雪が降り、札幌中心部でも積雪がさらに増えそうです。
あす23日は、日本海側やオホーツク海側を中心に雪が降り、北部を中心に猛ふぶき、オホーツク海側では大雪となる恐れがあります。
24日~25日もオホーツク海側では強い雪の降り方となり、さらに大雪となる恐れがあります。札幌でも24日~25日はまとまった雪が降る可能性があるため、時間にはゆとりを持って行動した方がよさそうです。雪は26日頃には弱まってきますが、引き続き日本海側では雪の降る所があるでしょう。気温は平年より高く、極端な冷え込みは少ない見込みです。

●2週目:12月31日~1月6日 年越し寒波 外出の際は水道凍結に注意!

気圧の谷や寒気の影響を受けやすいため、日本海側とオホーツク海側では、平年に比べて雪の日が多いでしょう。太平洋側では平年と同様に晴れの日が多い見込みです。気温は平年より低いため、厳しい寒さとなる日がありそうです。年末年始は家を数日空ける場合はもちろんですが、日帰りでも水道凍結となる可能性があります。外出の際は水道管から水を抜くなど対策をした方がよさそうです。

●3~4週目:1月7日~1月20日 雪の日が多い

日本海側とオホーツク海側では、平年と同様に曇りや雪の日が多いでしょう。太平洋側では平年と同様に晴れの日が多い見込みです。気温は平年並みの見込みですが、周期的に強い寒気や暖かい空気が流れ込む予想のため、数日の周期で寒暖の差が大きくなりそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士