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現在、熱帯域で、インド洋東部は、対流活動が活発な周期にあたっており、サイクロンが発生しました。今後、対流活動が活発なエリアは東へ移るでしょう。熱帯の対流活動は偏西風の蛇行に影響します。日本にはクリスマス寒波が襲来する見込みです。
●インド洋東部 サイクロンDarian(ダリアン)発生
現在、熱帯域で、インド洋東部は、対流活動が活発な周期にあたっています。
オーストラリア気象局によると、現地時間20日午前2時に、インド洋東部にあたるココス(キーリング)諸島付近(東経93.4°、南緯13.1°)で、サイクロンDarian(ダリアン)が発生しました。
サイクロンDarian(ダリアン)は、1時間に7キロで南へ進んでいます。今後は進路を西よりにとり、ココス諸島から離れる見込みです。
なお、オーストラリアの熱帯低気圧シーズンは11月から4月です。
●熱帯の対流活動が偏西風に影響 日本にクリスマス寒波襲来 年末にも寒気
今後は、対流活動が活発なエリアは、東へ移り、フィリピンで活発になるでしょう。この影響で、チベット付近の高気圧の勢力が強まり、偏西風が蛇行します。偏西風は、西日本付近で南へ下がるでしょう。偏西風の蛇行は、25日クリスマス頃をピークに、年末にかけて続く見込みです。
23日から25日にかけて、日本付近に西回りで強い寒気が流れ込むでしょう。上空5500メートル付近で、平地で大雪の目安になるマイナス36℃以下が、北陸付近まで流れ込む見込みです。クリスマス寒波襲来です。日本海で発達した雪雲が、中国地方から東北の日本海側を中心に次々に流れ込むでしょう。平地でも降雪量が多くなる見込みです。大荒れや大雪の恐れがあります。関東など太平洋側の地域も厳しい寒さになるでしょう。
クリスマスが過ぎる頃、寒さは一旦緩みますが、29日頃から年始にかけて、再び西まわりで寒気が流れ込む可能性があります。年末年始は、九州から関東を中心に、例年以上に寒さが厳しくなることも考えられます。年末から流れ込む寒気の予想は、まだ大きな幅がありますので、今後、最新の気象情報をご確認ください。