日本海側では20日朝にかけて広い範囲で雪が降るでしょう。車の運転は積雪や路面凍結によるスリップ事故やスタックなどに注意が必要です。北陸では今夜(19日)にかけて局地的に雪の降り方が強まるでしょう。

●北陸 今夜にかけても局地的に雪が強まる

きょう19日、日本付近は冬型の気圧配置で、北陸周辺を中心に雪の降り方が強まっています。大雪の峠は越えた所が多いものの、北陸では今夜にかけても発達した雪雲がかかりやすく、局地的に雪の降り方が強まるでしょう。風も強いため、ふぶいて見通しの悪くなる所もありそうです。急な積雪増加によるなだれにも注意が必要です。

北海道から東北の日本海側や、近畿北部でも、あす20日の朝にかけても広い範囲で雪が降るでしょう。雪の多く積もっている所では、雪道でのスタックにご注意ください。また、山陰や九州北部など、すでに雪のやんだ所も、車の運転は積雪や路面凍結によるスリップ事故などに注意が必要です。

●路面の凍結 特に注意すべき所は

雪や雨が降って濡れた路面は、気温が下がると、凍結してしまいます。中でも、路面の凍結に注意が必要なのは、次の4か所です。

(1)橋や歩道橋の上は、地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので、凍結しやすくなります。特に、ふぶいている時は、他の所よりも風が強く、視界が悪いうえに、凍結しやすいので、かなり危険です。
(2)トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分、スピードを落として運転しましょう。
(3)交差点やカーブも、近づく前に、十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったまま、ブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってから、アクセルを踏みましょう。
(4)日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士