向こう一週間、関西には次々と真冬並みの強い寒気が襲来する見込みです。14日(水)から15日(木)にかけては、山地だけではなく平野部でも雪になる可能性があり、その後も北部を中心に雪の降る日があるでしょう。今シーズン初めての雪となる所があり、備えが必要です。

●明日13日(火)　朝の通勤や通学の時間帯は広い範囲で雨

今夜以降は西から気圧の谷が近づき、天気は下り坂に向かうでしょう。明日13日(火)の午前中は関西の広い範囲で雨が降り、通勤や通学の時間帯と重なりそうです。中部や南部では明日の午後は天気が持ち直しますが、北部では引き続き雲が多く、雨の降る所があるでしょう。また、明日の夜遅くから明後日14日(水)にかけては海上を中心に非常に強い風が吹く見込みです。日本海ではシケとなり、警報級の高波となる恐れがあります。

●14日(水)以降は強い寒気が流れ込む　平地でも初雪の便りか

14日以降は、関西の上空にたびたび強い寒気が流れ込む見込みです。中部や南部では晴れる日が多いものの、北部では雨や雪の降る日が多いでしょう。近畿地方でも、標高が高い山からは冬の便りがすでに届いていますが、向こう一週間は平野部でも初雪となる所がある見込みです。

気温は、期間の初めは平年並みか平年より高いですが、期間の中ごろからは平年より低い日が多くなるでしょう。特に、17日(土)ごろからは厳しい寒さとなりそうです。

●シーズン最初の雪　慣れていても注意

冬の時期に雪の多い所に住んでいる方でも、ひと夏を過ぎると、雪道での車の運転感覚を忘れがちです。シーズン最初の雪は、たとえ雪に慣れている方でも、以下の2つのことに注意が必要です。

(1)必ず、スタッドレスタイヤに交換するか、タイヤチェーンを装着しましょう。スタッドレスタイヤは、溝が十分にあるかどうかを、事前に確認してください。あまり使っていないスタッドレスタイヤでも、時間が経てば、劣化が進みますので、シーズン前に点検が必要です。
(2)たとえ急いでいても、急ブレーキ、急なハンドル操作、急発進、急な車線変更など「急」のつく運転はやめましょう。「急」のつく運転をしてしまうと、車がスリップしやすくなります。車を発進する時や上り坂では、タイヤが空転してしまわないよう、アクセルをじわりと踏み込んでください。下り坂では、エンジンブレーキを基本として、アクセルとブレーキも適度に調整して、速度を落としてください。

情報提供元： tenki.jp日直予報士