きょう12月1日(木)、長崎県雲仙岳で「初霧氷」が確認されました。また、大分地方気象台は由布岳の「初冠雪」を観測したと発表しました。
九州は2日(金)にかけても厳しい寒さが続くため、十分な寒さ対策をしてお過ごしください。

●長崎 雲仙岳で「初霧氷」

12月スタートのきょうの九州は、強い寒気が流れ込み、厳しい寒さとなっています。
長崎県雲仙岳(うんぜんだけ)では今シーズン初めての霧氷、「初霧氷」が確認されました。

霧氷とは、過冷却(0度以下でも凍っていない状態)の霧や雲の粒が、風によって吹き付けられ木の枝などに衝突した時に凍り付いてできるものです。気温が0度以下で、霧や雲が発生し、風が吹くという条件の時に霧氷が現れます。

●大分 由布岳で「初冠雪」

大分地方気象台は由布岳(ゆふだけ)の初冠雪を観測したと発表しました。由布岳の初冠雪は、平年より2日遅く、昨年より19日遅い観測です。

初冠雪とは、山麓の気象官署から見て、山頂付近が初めて積雪などで白く見えることです。このため、山頂付近が雲に覆われて見えない時は初冠雪は発表されず、山まで見通せるほど晴れてきてから初冠雪が発表されることがあります。

●2日(金)も厳しい寒さ続く

九州は、あす2日(金)にかけても強い寒気が流れ込み、厳しい寒さが続くでしょう。急な寒さで体調を崩すことのないよう、寒さ対策をしっかりとしてお過ごしください。
その後、あさって3日(土)から4日(日)は、日中の寒さは和らぐ見込みです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士