「ダイヤモンド富士」東京近郊では月末にかけて見られるチャンスあり
東京近郊では、この時期、太陽と富士山の山頂が重なって太陽がダイヤモンドのように輝いて見える「ダイヤモンド富士」を見られるチャンスがあります。日没直前は、ぜひ夕日と富士山に注目してみてください。
●「ダイヤモンド富士」とは
「ダイヤモンド富士」とは、富士山の山頂付近から朝日が昇る瞬間、または富士山の山頂付近に夕日が沈む瞬間に、太陽と富士山の山頂が重なって、太陽がダイヤモンドのように輝いて見える現象のことです。富士山の西側では朝日が昇る瞬間、東側では夕日が沈む瞬間になります。
ダイヤモンド富士が見られる条件は、①富士山が東か西の方向に見える場所であること、②富士山の方角が晴れていて見通しが良いこと、の2つで、この条件がそろえばダイヤモンド富士を見ることができます。
きょう(18日)、東京・池袋のサンシャイン60ビルからの観測では、富士山の山頂からは少しずれていたため「ダイヤモンド富士」とはならなかったものの、富士山の稜線に沈む太陽が見られました。
上の図は、東京やその周辺で、11月中に「ダイヤモンド富士」が見られる日時と場所を示したものです。日没直前は、ぜひ夕日と富士山に注目してみてください。
●この先の天気は?
この先の天気は、関東地方ではあす(19日)は広く晴れて「ダイヤモンド富士」を見られるチャンスがあるでしょう。ただ、あさって(20日)は低気圧や湿った空気の影響で、午後は各地で雨となりそうです。
その後、月曜日(21日)と火曜日(22日)は、大体晴れる見込みです。水曜日(23日)は、低気圧や前線の影響で午後を中心に雨が降りますが、木曜日(24日)は、午後は天気が回復し、日没時間には「ダイヤモンド富士」を見られる可能性があります。金曜日(25日)も晴れ間があるでしょう。