10月最初の土日、関東では広く秋晴れ。日差しとともに気温が上がり、昼間は半袖で過ごせる陽気に。ただ、来週後半は秋晴れから一転、秋雨に。昼間でも風がヒンヤリして、羽織る物が必要になりそう。気温のアップダウンが激しくなるため、体調管理に注意を。

●土日は広く秋晴れ 昼間は汗ばむ陽気に

あす10月1日(土)から2日(日)にかけて、関東は高気圧に覆われる見込みです。このため、各地で秋晴れとなりそうです。朝晩は雲が広がりやすいですが、雨の降ることはないでしょう。
9月後半の土日は、台風の影響で雨や風が強まりましたが、この土日は穏やかに晴れる見込みです。日本の南海上にある台風18号ですが、日本の東を東北東に進むため、今回は台風周辺の雨雲がかかることはなさそうです。ただ、台風からのうねりが入るため、関東の沿岸部では、うねりを伴う高波に注意が必要です。

最高気温は、各地で平年より高いでしょう。1日(土)は28℃前後の所が多く、2日(日)は内陸部を中心に30℃以上の真夏日になる所があるでしょう。強い日差しと暑さで、熱中症になる可能性があります。10月といっても油断は禁物です。日傘や帽子で強い日差しを避けたり、こまめに水分をとったりして、暑さ対策を万全になさってください。

●熱中症かなと思う症状が見られたら、すぐに応急処置を

もし、めまいや立ちくらみ、顔がほてる、などの症状が見られたら、熱中症の可能性がありますので、少しでも早く応急処置をすることが大切です。まずは、意識がはっきりしているか確認しましょう。意識がもうろうとしているようであれば、迷わず医療機関を受診してください。意識がはっきりしている場合は、次のような応急処置を行いましょう。

・まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
・衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
・水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。

ただ、吐き気を訴えたり、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

●来週後半は気温が大幅ダウン 昼間でも上着が必要に

10月4日(火)ごろまで、各地で秋晴れが続く見込みです。日差しがたっぷりで、昼間は半袖で過ごせるでしょう。ただ、夜はヒンヤリするので、帰宅時間が遅い方は、カーディガンや薄手の上着などがあると安心です。

5日(水)以降は、前線や湿った空気の影響で、雨の日が続くでしょう。上空に冷たい空気が流れ込むため、最高気温は20℃に届かない日もあり、昼間でも上着が必要になりそうです。
週の前半と後半で、気温の変動がかなり大きくなります。気温が5℃違うと、上着1枚分違うといわれています。人によって、暑さや寒さの感じ方が異なりますが、服装選びの参考に、tenki.jpの服装指数を、ぜひ参考にしてみてください。

季節の変わり目は、日々の気温の変化が大きくなりますので、風邪をひかないように気をつけてお過ごしください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士