この先、残暑が戻るでしょう。九州から関東を中心に、まだ日中の気温は30℃くらいまで上がる日がある見込みです。秋はなかなか深まらなくても、冬の訪れは早いでしょう。

●暑さ寒さも彼岸まで と思いきや残暑が戻る

きょう23日は二十四節気の「秋分」、昼と夜の長さが、ほぼ同じです。26日は彼岸明けです。

きょう23日午後3時までの最高気温は、名古屋市22.1℃、大阪市23.6℃など、9月以降、最も低くなりました。

暑さ寒さも彼岸まで、と思いきや、来週には残暑が戻りそうです。
九州から関東を中心に、まだ日中の気温は30℃くらいまで上がる日があるでしょう。東北や北海道も25℃くらいまで上がることがある見込みです。
猛暑や熱帯夜になることはなくても、10月になっても、日中は汗ばむくらいの日はありそうです。

●秋の空気は一時的 10月中旬を過ぎる頃まで暖かい空気に覆われやすい

この先、秋の涼しい空気が流れ込むことがあっても、一時的でしょう。

10月中旬頃にかけて、ユーラシア大陸から東向きにエネルギーが運ばれる影響などで、日本の東で高気圧の勢力が強い見込みです。本来この時期、日本付近の上空を流れているはずの偏西風は、日本の北を流れるでしょう。このため、日本付近は暖かい空気に覆われやすくなります。

●10月終わり頃は木枯らしの季節 急に暖かい服装が必要に

今のところの資料では、10月終わり頃になると、ラニーニャ現象などの影響で、偏西風が蛇行し、日本付近に寒気が流れ込みやすくなる見込みです。西高東低の冬型の気圧配置が現れるようになるでしょう。
残暑から一転して、木枯らしが吹くようになる見込みです。爽やかな秋は短く、冬の訪れは早いでしょう。

衣替えの時期ですが、半袖などはまだ残しておいた方がよさそうです。とはいうものの、少しづつ進めておくとよいでしょう。10月終わり頃には、秋のコートなど暖かい装いが、急に必要になることがありそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士