東海地方は、この先、変わりやすい天気が続きそうです。外出の機会が多い時期ですが、日差しがあっても、空模様の急な変化に注意して下さい。

●今夜も局地的な大雨に警戒

きょう5日は、三重県南部を中心に活発な雨雲がかかり、尾鷲市では13時までの1時間に43.5ミリの激しい雨を観測しました。

15時30分現在、活発な雨雲があちらこちらで見られ、雨雲は南寄りの方向に移動しています。今雨が降っていない所でも、天気の急変に注意して下さい。

東海地方は、この後今夜にかけては、三重県南部だけでなく、岐阜県の山地や静岡県の山地を中心に、湿った空気の流れ込みが強まり、雨雲が発達しそうです。局地的に、バケツをひっくり返したように降る雨や、滝のような雨の降る所があるでしょう。

なお、きのう4日は、岐阜県揖斐川町や大垣市周辺に活発な雨雲がかかり続け、日降水量は揖斐川町で134.0ミリ、大垣市で84.0ミリを観測しました。引き続き、局地的な大雨に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水、土砂災害にも注意・警戒が必要です。

●土日の天気は!?

土日も、湿った空気が流れ込むため、朝と午後を中心に大気の状態が不安定となりそうです。ただ、にわか雨の範囲は、日ごとに狭くなるでしょう。晴れたり、曇ったり、にわか雨や雷雨となったり、変わりやすい天気となる見込みです。暑さ対策に加え、雨具があると安心です。

●屋外で雷に遭遇したら

屋外にいる時、雷に遭遇した場合は、鉄筋コンクリートの建物や避雷小屋などに避難し、窓から離れた建物の中央付近にいるようにしましょう。これは、雷が鳴っている時に突風が吹くこともあり、窓ガラスが割れる危険性があるからです。

もし、近くに建物など避難できる場所がない場合は、木や電柱などに近づきすぎず、しゃがみ込んで、耳をふさぐ姿勢をとるようにしましょう。
屋外で遊ぶ機会が多い時期ですが、昼間なのに真っ黒い雲が近づくなど空模様の変化に気づいた時は、早め早めの行動を心がけて下さい。

情報提供元: tenki.jp日直予報士