北陸 12日(火)は午前中を中心に再び短時間の大雨に警戒 通勤や通学は要注意
上空に寒気を伴った低気圧が12日(火)に北陸付近を通過するでしょう。北陸地方は大気の状態が不安定になり、雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。警報級の大雨となる可能性もあります。交通機関が乱れる可能性もあるので、12日(火)朝の通勤・通学は時間に余裕をもって出発してください。
●12日(火)は午前中を中心に局地的な大雨に注意・警戒
今夜には、低気圧が日本海西部で発生し、明日12日(火)の朝には北陸付近へ進むでしょう。この低気圧は上空5500m付近で-6度以下の寒気を伴っています。一方、上空1500m付近の比較的地上に近い高さ(大気下層)には、低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込みます。低気圧の南から東側では上空の高い所には寒気があって、低い所には暖かく湿った空気が流れ込んでいる状態となり、大気の状態が非常に不安定になります。
北陸地方では、きょう11日(月)夕方から大気の状態が不安定になり、12日(火)にかけて、局地的には一時間に30ミリ以上の激しい雨の降る所があるでしょう。低気圧の動きが遅く、同じところに強い雨雲が停滞した場合は、警報級の大雨となる可能性があります。アンダーパスなどの低地の浸水や河川や用水路の増水や氾濫、土砂災害に注意・警戒して下さい。
●予想される雨量
11日(月)夕方から大気の状態が不安定になり、山間部や内陸部を中心に一時間に30ミリ以上の激しい雨の降る所があるでしょう。低気圧が接近する12日(火)未明からは平地でも一時間に30ミリ以上の激しい雨の降る所がある見込みです。12日(火)夜遅くにかけては土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。低気圧のコースによっては強い雨の範囲や量の予想が変わる可能性があります。最新情報に十分に注意してください。
●12日(火)の朝は交通機関の乱れの可能性 通勤や通学は時間に余裕をもって
北陸地方では12日(火)の午前中に、局地的に一時間に30ミリ以上の激しい雨の降る所があるでしょう。通勤・通学時間帯と重なりますので、列車の遅れや運休の可能性もあります。最新の交通情報に注意して下さい。また、アンダーパスや窪地などが冠水するおそれがあるので、車の運転は周囲の状況をよく見て、いつも以上に慎重な運転を心掛けましょう。また、一時間に50ミリ以上の雨となった場合は滝のような降り方となり、水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなります。車の運転が危険な場面もあるので、危険を感じたら無理をせず、速度を落とすか安全な場所へ避難し、一時停車をしましょう。