東京都心は「6日連続の猛暑日」に 6月の連続最長記録更新 熱中症予防のポイントは
東京都心では、きょう30日は、暑さが更にレベルアップしています。最高気温は、10時42分頃に35.0℃に達し、6日連続の猛暑日になりました。
●東京都心 6月としては異例の 6日連続猛暑日
きょう30日の東京都心は、朝から、この時期にしては気温が高いことに加え、たっぷりの日差しが気温をグングン押し上げています。7時の気温は30.3℃、8時の気温は31.5℃、9時の気温は33.1℃と、きのう29日よりも速いペースで、気温が上がってきました。
そして、10時42分頃には、気温が35.0℃に達し、「猛暑日」になりました。これで6日連続の「猛暑日」です。東京都心では、統計開始以来、6月の猛暑日連続記録を更新しました。通年での猛暑日連続記録は、8日連続(2015年7月31日~8月7日)ですので、それに次いで、通年では2番目の連続記録です。
●この先の暑さは?
東京都心では、この危険な暑さは、あす1日も続くでしょう。あす1日は、大阪でも最高気温が37℃まで上がる予想です。
ただ、この暑さも、終わりが見えてきました。週末以降は、広い範囲で、これまでのような猛烈な暑さは落ち着きそうですが、「暑さの質が変わる」というのがポイントです。来週は、東京都心や大阪、福岡などでは、最高気温が30℃前後の日が多いですが、湿度が高くなるので、蒸し暑いでしょう。不快な暑さとなりますので、引き続き、体調を崩さないよう、十分お気をつけください。
●熱中症予防のポイントは
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。
① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ エアコン使用中も、こまめな換気を行いましょう。換気のためには、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気をしたら、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。
もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。