関東は週末は強い日差しが照りつけ、体にこたえる暑さになるでしょう。内陸を中心に35℃以上の猛暑日になる所もありそうです。週明けにかけても、厳しい暑さが続きますので、熱中症に警戒が必要です。

●明日23日(木) 日差し控えめ 蒸し暑さが続く

今日22日(水)は関東付近で梅雨前線の活動が活発になり、神奈川県や千葉県南部では局地的に激しい雨が降り、大雨になった所がありました。

明日23日(木)は梅雨前線の活動が弱まり、東へ離れる見込みです。ただ、関東地方には引き続き、暖かく湿った空気が流れ込みやすいでしょう。
雲が広がりやすくて、日差しはほとんどありません。雨の降る所もありますので、お出かけの際は雨具があると安心です。

最高気温は、今日22日(水)と同じくらいで、この時期らしい気温でしょう。日中も湿気が多く、ムシムシしそうです。室内ではこまめに換気をしながら、エアコンで湿度の管理も適切に行いましょう。

●明後日24日(金)以降 暑さがランクアップ 危険な暑さに

明後日24日(金)からは、太平洋高気圧が勢力を強め、梅雨前線は日本海まで北上するでしょう。また、上空1500m付近には、21℃くらいの暖気が入りそうです。
乾燥した空気は100m毎に約1℃ずつ気温が変化するため、

21℃+(1500m/100m)×1℃=36℃

地上付近には35℃以上の猛暑をもたらすような空気が入ってきます。

明後日24日(金)以降は梅雨はひと休み、晴れ間の出る日が多くなりそうです。特に、25日(土)と26日(日)は晴れる時間が長く、強い日差しが照りつけるでしょう。ただ、南から暖かく湿った空気が流れ込みやすい状況が続くため、気温の上がる午後は大気の状態が不安定になりそうです。内陸を中心ににわか雨や雷雨になる所があるでしょう。週末は空模様の変化にもご注意ください。

最高気温は平年より高い状態が続き、25日(土)と26日(日)は真夏並みの暑さになる所が多いでしょう。熊谷や前橋など内陸部では35℃以上の猛暑日になる所もあり、体にこたえる暑さ。できるだけ暑さを避けて、疲れたときは涼しい所で休憩を取りましょう。また、汗をたくさんかいたときは、水分だけでなく、塩分も適度にとってください。

●高温に関する関東甲信地方気象情報

気象庁は、今日22日(水)の午後3時に「高温に関する関東甲信地方気象情報 第1号」を発表しました。

関東甲信地方では、6月25日から29日頃にかけて高気圧に覆われて晴れるため、最高気温が35℃以上となる所がある見込みです。
熱中症など健康管理にご注意ください。

●熱中症予防のポイント

熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。

① 暑くなり始めの頃から、暑さに備えて体づくりを行いましょう。「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる運動を、毎日30分程度行い、体を暑さに慣れさせてください。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ エアコン使用中も、こまめな換気を行いましょう。換気のためには、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気をしたら、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。

もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士