2022年「梅雨入り予想」 まもなく九州から東海も続々と梅雨入りか
6月9日、日本気象協会は最新の「梅雨入り予想」を発表しました。11日(土)には前線が北上し、九州から関東にかけて広く雨が降る予想で、九州から東海では続々と梅雨入りとなる見通しです。
●梅雨入り 最新の予想
6月9日、日本気象協会は最新の「梅雨入り予想」を発表しました。
すでに沖縄、奄美、関東甲信では梅雨入りが発表されていますが、九州南部から東海にかけては、6月11日頃に梅雨入りとなる見通しです。前線が北上し、前線上を低気圧が東へ進むため、九州から東海にかけて広く雨が降り、このタイミングで梅雨入りとなる可能性が高くなっています。
一方、北陸や東北南部の梅雨入りは、その次に前線が北上するタイミングとなる見通しで、6月15日頃と見込まれています。いずれも平年より遅いでしょう。東北北部は6月17日頃で、ほぼ平年並みの予想です。
●梅雨入り前後でも大雨に注意
11日(土)に、前線や低気圧が降らせる雨には注意が必要です。
九州は10日(金)の夜から低気圧や前線による雨雲がかかりはじめ、九州や奄美では大雨となるおそれがあります。現時点では、低気圧の通過するコースなど予想に幅があるため、最新の気象情報を確認するようにしてください。
●大雨の備えを
早めに大雨に備えておくとともに、気象情報を確認していざという時に適切な行動がとれるように心構えをしておきましょう。
①国土交通省や各自治体のホームページなど、インターネットからハザードマップを入手することが可能です。ハザードマップは随時更新されますので、定期的に確認するようにしましょう。ハザードマップを確認して、家の周辺で浸水の可能性がある場所や、土砂災害(崖崩れ・土石流・地すべりなど)の危険性の高い場所を把握してください。避難場所(指定緊急避難場所)や避難経路を確認しておきましょう。避難場所は災害の種類によって異なります。
②側溝や雨どいにゴミなどが溜まっていないか確認しましょう。側溝が詰まっていると雨水がうまく流れず、溢れ出す可能性が高まります。
③万が一に備えた非常用グッズをリュックにまとめておきましょう。非常用グッズの使用期限や消費期限は定期的に確認してください。