2022年「梅雨入り予想」平年より遅れる見通し 梅雨前線の北上は6月中旬か
6月2日、日本気象協会は最新の「梅雨入り予想」を発表しました。今年の梅雨入りは、九州から東北南部で平年より遅く、東北北部で平年並みとなるでしょう。広く梅雨入りとなるのは6月中旬になる見通しです。
●各地の梅雨入り 最新の予想
6月2日、日本気象協会は最新の「梅雨入り予想」を発表しました。
今年の梅雨入りは、九州から東北南部で平年より遅く、東北北部で平年並みとなるでしょう。九州から東海は6月11日頃、関東甲信は6月12日頃、北陸と東北南部、東北北部は6月15日頃に梅雨入りとなる見通しです。
6月上旬はブロッキング高気圧などにより、梅雨前線の北上は抑えられる見通しです。6月中旬になると太平洋高気圧が強まり、梅雨前線が北上するため、このタイミングで九州から東北で梅雨入りとなる可能性が高くなっています。
●梅雨入り前も大雨に要注意
梅雨入りは平年より遅くなる見通しですが、梅雨入り前から大雨となる恐れがあり、注意・警戒が必要です。6月5日(日)から7日(火)頃にかけて低気圧が本州付近を通過し、広く雨が降るでしょう。九州から関東甲信の太平洋側を中心に発達した雨雲がかかり、雨量が多くなる恐れがあります。
●大雨の備えを
早めに大雨に備えておくとともに、気象情報を確認していざという時に適切な行動がとれるように心構えをしておきましょう。
①国土交通省や各自治体のホームページなど、インターネットからハザードマップを入手することが可能です。ハザードマップは随時更新されますので、定期的に確認するようにしましょう。ハザードマップを確認して、家の周辺で浸水の可能性がある場所や、土砂災害(崖崩れ・土石流・地すべりなど)の危険性の高い場所を把握してください。避難場所(指定緊急避難場所)や避難経路を確認しておきましょう。避難場所は災害の種類によって異なります。
②側溝や雨どいにゴミなどが溜まっていないか確認しましょう。側溝が詰まっていると雨水がうまく流れず、溢れ出す可能性が高まります。
③万が一に備えた非常用グッズをリュックにまとめておきましょう。非常用グッズの使用期限や消費期限は定期的に確認してください。