北海道 根室で桜満開 百花繚乱の季節へ
本日(5月12日)、午前中に根室で桜(チシマザクラ)が満開となりました。平年より9日早く、昨年より2日早い観測で、根室での5月12日の満開は、2020年と並び統計開始以来2番目に早い観測です。根室の満開をもって、日本気象協会で発表しているすべての地点で満開となりました。
●開花から3日で満開
根室では、9日に開花宣言が出たあと暖かく日差したっぷりの日が続きました。10日には最高気温が20.5度と7月下旬並みの陽気となる日もあり、一斉につぼみはほころび、開花から3日で満開となりました。12日の根室の満開は1960年の統計開始以来2番目に早い観測となりました。
※根室の桜の開花、満開は2010年(平成22年)10月に根室測候所が無人化となったことから、2011年(平成23年)から根室市と根室市観光協会が引き継いで観測しています。
●北海道は百花繚乱の季節へ
桜前線が駆け抜けた北海道は、これから百花繚乱の季節を迎えます。
冬が長く花の時季が短い北海道では、様々な花々が一斉に咲き始めます。ライラックが街を彩るようになり、藤も盛りを迎えます。芝桜やチューリップ、菜の花が次々と咲き誇り、足元にはスズランが優しい香りを添えます。
視界いっぱいに広がるスケールの大きい花畑を楽しむことができる季節です。