今週末、東北北部では今年最後のお花見日和の所が多くなりそうです。今夜からあす23日(土)前半は日本海側中心に雨の降る所があるものの、天気は次第に回復。お花見には強まる風を防げる服装と、コロナ対策はお忘れなく。ゴールデンウィークにかけての天気傾向もまとめました。

●ハートの形も… 東北北部でさくら見ごろ

桜前線が北海道入りする中、今週末は東北北部でさくらが見ごろを迎えています。
青森県の弘前公園では園内のソメイヨシノが全域で満開となり、今週末からは外掘りの花筏が増えていきそうです。園内ではハートの形を楽しめる場所も。そのほか、合浦公園や八戸公園で満開、太宰治が少年時代に遊んだとされる芦野公園で7分咲きです。
秋田県は千秋公園や横手公園で満開、仙北市の桧木内川堤は7分咲きで、近くの武家屋敷ではシダレザクラが満開になりました。
岩手県内は中尊寺や北上展勝地は散り始めを迎えましたが、巽山公園や雫石川園地は7分咲きと、今週末も楽しめそうです。
桜の開花情報はtenki.jp桜開花・満開情報2022よりご覧いただけます。
お花見の際は、マスクや人との距離に気を付けながら楽しみましょう。

●【前半】今週末 天気回復も風やや強く、日曜朝は冷える GW初日は寒の戻り

今週末は天気が回復しますが、風が強まって体感温度を下げそうです。
今夜からは青森・津軽から雨が降り出し、青森・秋田・岩手県内はあす23日(土)の朝までにわか雨、山形県内と福島会津はあす昼頃まで雨の降る所があるでしょう。そのほかは広く晴れて、最高気温は平年並みか高い予想です。ただ、日中は風が各地で強まるため、外出の際は風を通しにくい服装を心がけてください。
24日(日)は薄雲の広がる晴れで、東北南部ほど雲が多めでしょう。福島県内では前線の位置次第でにわか雨の可能性があり、最新予報をチェックしてください。
朝は冷え込みが強まり、内陸は遅霜の恐れがあるため、農作物の管理などにご注意下さい。日中は20度を超える所が多いものの、昼前後は沿岸中心に風がやや強めでしょう。
その後は2~3日の周期で雨が降り、連休初日は冷たい雨の降る所が多くなりそうです。週後半は最高気温が平年並みか低く、服装選びに注意が必要です。

●【後半】東北南部は曇雨天 冷たい雨も

30日(土)からの一週間は東北南部を中心に曇りや雨の日が多い予想です。西・東日本付近に前線が延びる予想のためですが、前線のわずかな位置の違いで予報が変わりやすくなっています。外出の予定のある方は、変更しやすくしておけると良さそうです。
気温は平年並みか低く、一時的に冬の名残の空気が流れ込みやすい傾向です。雨の降る日はヒンヤリしそうですから、衣替えがまだの方は、GWが終わってからに先延ばしするのがおすすめです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士