大型で強い台風1号は、きょう15日午前8時現在、父島の南西約180キロを1時間におよそ35キロの速さで北北東へ進んでいます。小笠原諸島は台風の暴風域に入りました。これから昼過ぎにかけて、猛烈な風が吹くおそれがあります。大雨による土砂災害にも厳重な警戒が必要です。

●小笠原諸島 猛烈な風が吹くおそれ 滝のような雨も

大型で強い台風1号は、きょう15日午前8時現在、父島の南西約180キロを1時間におよそ35キロの速さで北北東へ進んでいます。小笠原諸島は台風の暴風域に入りました。
父島では午前8時38分に43.3m/sの最大瞬間風速を観測。また、きのうの午後から断続的に活発な雨雲がかかり、大雨に。きょう午前7時50分に土砂災害警戒情報が発表されました。
今後、雨・風がさらに強まるでしょう。
雨のピークは「正午頃」までで、滝のような非常に激しい雨の降る所がありそうです。すでに地盤が緩んでおり、土砂災害の危険度がいっそう高まるおそれがあります。
風のピークは「昼過ぎ」までで、一部の電柱が倒壊するほどの猛烈な風が吹く所もありそうです。外出は極めて危険な状況。窓ガラスが割れることも考えられますので、家の中でも、カーテンを閉めて窓から可能な限り離れた所で過ごすようにしてください。
【予想される風速・波の高さ・雨量】
●最大風速(最大瞬間風速):40メートル(60メートル)
●波の高さ:12メートル
●あす16日午前6時までの24時間に予想される雨量:150ミリ

●伊豆諸島や関東の沿岸部 ヒンヤリした北風が次第に強まる

伊豆諸島は日中から夜にかけて風の強い状態が続き、関東の沿岸部も午後は風が強まってくるでしょう。傘が差せないほどになる所もありそうです。
風の向きは北よりで、気温は昼間もほとんど上がりません。きょうも暖かい服装を心がけてください。
なお、台風からのうねりが入り、海上は波が高まります。シケる所もあるでしょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士