あす13日も関東以西の内陸を中心に所々で夏日の予想。その先は曇りや雨の所が多くなる。気温は平年並みか低めに転じ、ヒンヤリする日も。

●前線の影響を受けやすい 台風1号は小笠原諸島へ

向こう一週間、全国的に天気が数日の周期で変わります。
あす13日は、前線が北海道を通過し、本州へ近づくでしょう。この前線に向かうように南から暖かく湿った空気が流れ込みます。北海道では、朝まで曇りや雨。東北北部は一日雲に覆われ、ときおり雨。東北南部や北陸、関東以西は、午前中は多くの所で晴れますが午後は雲が増えて、夜は所々で雨が降りそうです。
14日から16日は、本州付近を南下する前線や湿った空気の影響で、東北から九州にかけて雨が降ったりやんだりとなりそうです。さらに、台風1号が本州の南を北東進。小笠原諸島では大荒れの天気となり、西日本から北日本の太平洋沿岸にも台風からのうねりが届いて波が高まるおそれがあります。また、台風に吹き込むように、広い範囲で北よりの風が吹き、関東の沿岸部など強まる所もありそうです。
17日は晴れますが、18日と19日は別の前線が近づき、再び雨となるでしょう。

●気温の変動大 体調管理を万全に

ここ数日、全国的に季節先取りの陽気が続き、関東以西に限らず北陸や東北も汗ばむほどに。きのう11日は宮古市をはじめ岩手県内で30℃以上の真夏日になった所があり、きょう12日は岐阜県飛騨市神岡で真夏日となりました。
あす13日も、関東以西の内陸を中心に25℃を超え、甲府市をはじめ30℃に迫る所もあるでしょう。
その先、前線の南下に伴い空気が入れ替わり、気温が平年並みか低い日が多くなりそうです。これまでとの気温の差が大きくなりますので、体調を崩さないよう、服装選びは慎重になさってください。
特に、14日から16日は気温が低くなるでしょう。北海道に加えて東北でも日中の気温が10℃に届かない所があり、冬のコートが必要なほどに。北陸は13℃くらいまでしか上がらないでしょう。関東から九州にかけても20℃に届かない所が多くなり、15℃前後の所も。雨や北風の影響でいっそうヒンヤリして、トレンチコートなどの上着が活躍しそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士