中国地方は先週から厳しい寒さが続いていましたが、あす(25日)から次第に寒さが和らぐでしょう。週末からは天気が周期的に変わり、春めいた陽気になる日もある見込みです。
気温が上昇するとともに、スギ花粉が本格的に飛び出すおそれがあるため、早めの対策を心がけましょう。

●気温はアップダウンを繰り返しながらも上昇の傾向に

この先一週間は天気が周期的に変わるため、寒暖の差が大きくなる日もありますが、ようやく季節は前に向かって動き始めるでしょう。南寄りの風と共に暖かな空気の流れ込む日が多くなるため、日差しが出れば大きく気温が上がる見込みです。
ただ、晴れた日には内陸部を中心に朝晩と日中との気温差が大きくなるため、服装でうまく調節するようにしましょう。

●「西高東低」の冬型の気圧配置から「南高北低」の春型の気圧配置に

先週から、日本の東に低気圧、大陸には高気圧と、「西高東低」の冬型の気圧配置となり、真冬並みの寒さが続いています。
しかし、この先は大陸の高気圧が重い腰を上げ、短い周期で日本の南の海上を通過する見込みです。このため、気圧配置は、日本の北に低気圧、日本の南には高気圧と、「南高北低」の春型の気圧配置が現れやすくなるでしょう。高気圧から低気圧に向かって吹く南寄りの風の影響で、季節はようやく前進を始める見込みです。

●気温の上昇はスギ花粉の飛散への注意信号

この冬は寒さが厳しく、スギ花粉の飛散が例年よりやや遅くなっていますが、あすからは次第に寒さが和らぐため、山陽の西部からスギ花粉が飛びやすくなるでしょう。
山陰でも、南寄りの風が吹く日を中心に、本格的に花粉が飛び出す可能性があります。気温が高くなったり、風が強まったりした場合には、花粉の量が多くなるおそれもあるため、しっかりとした対策を心がけましょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士