北海道で最大瞬間風速40メートル超を観測 暴風雪に警戒
21日月曜朝、北海道えりも岬で、最大瞬間風速42.2メートルを観測しました。北海道や東北では、夜にかけても、雪を伴った非常に強い風が吹くため、猛吹雪やホワイトアウトのおそれがあります。8時30分現在、広い範囲に「暴風雪警報」が発表されていますので、十分お気をつけください。
●北海道や東北 風が吹き荒れた
21日月曜は、日本付近は、強い冬型の気圧配置になっているため、北海道や東北を中心に、風が強まっています。
北海道えりも岬では、8時10分に最大瞬間風速42.2メートルを観測しました。えりも岬は、もともと強い風の吹きやすい所ではありますが、2008年の統計開始以来、2月としては3番目に強い風でした。同じ北海道では、石狩市浜益で、3時25分に最大瞬間風速29.6メートルを観測し、2008年の統計開始以来2月1位の値を更新しました。
東北地方でも風が吹き荒れ、山形県酒田市の飛島では、6時20分に最大瞬間風速33.4メートル、秋田県八峰町では、3時23分に最大瞬間風速29.0メートルを観測しました。
(最大瞬間風速の値は、全て速報値です。)
また、雨雲レーダーを見ると、この強い風によって、雪雲が太平洋側にも流れ込んでいるのがわかります。
このため、8時30分現在、北海道や東北の広い範囲に「暴風雪警報」が発表されています。
●夜にかけても暴風雪に警戒
北海道や東北では、21日月曜夜にかけても、雪を伴った非常に強い風が吹くでしょう。
このため、猛吹雪や吹きだまりによる、交通への影響が心配されます。また、積もった雪が、暴風によって舞い上がり、前が全く見えないホワイトアウト状態になるおそれがあります。
不要不急の外出は、できるだけ避けて、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。どうしても出かける場合は、最新の気象情報や交通情報を確認してください。