11日金曜の朝は、関東甲信では雪が残りましたが、北海道では強い冷え込みが続きました。午前9時までの最低気温は、北海道幌加内町で氷点下27.1℃を観測しました。

●11日金曜　朝の最低気温

11日金曜の朝は、低気圧や寒気の影響で、関東甲信では雪が残り、空気が冷たいままでした。
午前9時までの最低気温は、東京都心では0.7℃、水戸市は0.2℃、千葉市は0.8℃でした。10日木曜からの雪で、積雪となった所では、朝は雪がとけずに、足元の悪い状態が続きました。
一方、北海道では強い冷え込みが続きました。午前9時までの最低気温全国1位は、北海道幌加内町で、氷点下27.1℃でした。喜茂別町は氷点下26.8℃、旭川市郊外の江丹別は氷点下26.4℃、幌加内町朱鞠内は氷点下25.7℃、占冠村は氷点下25.5℃と、あちらこちらで氷点下25℃を下回りました。

●今シーズン　2月上旬までに　最低気温氷点下30℃以下なし

2月も中旬に入りましたが、いつもの冬ですと、2月上旬までに、そのシーズン全国初の最低気温氷点下30℃以下という気温が観測されます。
近年、全国でシーズン初の氷点下30℃以下を観測した日は
2020-2021年:12月31日、
2019-2020年:2月 6日、
2018-2019年:2月 9日
2017-2018年:1月25日、
2016-2017年:1月24日、
2015-2016年:1月25日
2014-2015年: 2月 4日、
2013-2014年:2月 8日、
2012-2013年:1月17日でした。
一方、今シーズンは、まだ、最低気温が氷点下30℃以下を観測した地点がありません。今シーズン、これまでの全国最低気温は、北海道幌加内町で1月1日に観測された氷点下29.6℃です。
ただ、北海道では、この先1か月の気温は平年並みの予想なので、この先もまだ、氷点下30℃くらいまで気温の下がる所もあるでしょう。2月も中旬ですが、まだ万全な寒さ対策を、心がけてください。

情報提供元： tenki.jp日直予報士