今日15日は冬型の気圧配置が緩み、日本海側の雪は降り方が弱まっています。ただ、多くの所で積雪が平年を上回り、北海道安平町では午前6時に統計開始以来1位となる104センチを記録。今後も雪下ろし中の事故や屋根からの落雪などに十分な注意が必要です。

●日本海側では平年の1.5~3倍ほどの積雪

今日15日は冬型の気圧配置が緩んで、日中は日本海側の雪の降り方が弱まっていますが、今朝は北海道の一部で積雪が増えて、安平町では午前6時に104センチと統計開始以来1位の記録となりました。
正午現在でも北海道から山陰にかけて日本海側を中心に積雪が平年の1.5~3倍くらいの所が多く、東北や関東などの山沿いでは一部で2メートルを超えています。
雪が弱まったタイミングで屋根の雪下ろしなどをする方も多いかもしれませんが、除雪作業中の事故には十分ご注意ください。

●雪下ろしは2人以上で

雪下ろしをする際は以下のことを心がけてください。
①作業前に雪が緩んでいないかどうか、必ず確認しましょう。新雪や晴れた暖かい日の午後は特に屋根の雪が緩んでしまいます。また、雪と一緒に、つららが落ちてくることもあります。
②はしごを使って屋根に上る場合は、はしごが動かないよう、ロープなどでしっかり固定しましょう。はしごから屋根へ移動する時は、転落しないよう一段と注意が必要です。
③建物の周りに雪を残しましょう。万が一、屋根から落下した場合でも、雪がクッション代わりになってくれます。
面倒でも必ず命綱とヘルメットを装着し、滑りにくい靴を着用しましょう。また、事故で動けなくなることもあるため、2人以上で作業することも重要です。携帯電話も忘れずに持って、作業してください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士