関東 大雪はいつまで? 7日(金)朝は路面凍結のおそれ 通勤・通学は時間に余裕を
関東では、7日(金)未明にかけて雪や雨が降り、関東南部と茨城県で大雪となる所があるでしょう。7日(金)の朝は冷え込みが強まり、雪や雨で濡れた路面が凍結するおそれがあります。朝の通勤・通学は、いつもより時間に余裕のある行動を心がけ、車の運転や足元に十分お気をつけください。
●関東の雪 いつまで?
きょう6日(木)、関東は南部を中心に、大雪になりました。
17時の積雪は、東京都心で8センチ、千葉で6センチ、横浜と水戸で5センチを観測しました。また、16時過ぎ、東京23区には4シーズンぶりに「大雪警報」が発表され、16時半過ぎには、千葉県全域に「大雪警報」が発表されました。
関東では、7日(金)未明にかけて雪や雨が降り、関東南部と茨城県では大雪となる所があるでしょう。東京23区では10センチの積雪となる所がある見込みです。
6日18時から7日18時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で、関東南部の山地で3センチ、関東南部の平地で5センチ、茨城県で3センチとなっています。
6日(木)のお帰りの時間帯も、大雪による交通への影響が心配されます。路面の凍結にも、十分お気をつけください。
●7日(金)朝 雪が止んでも注意すべきことは?
そして、7日(金)は、天気が回復するでしょう。朝から広く晴れて、傘を持たずに、身軽にお出かけできそうです。
ただ、ポイントは、朝の冷え込みが強いことです。
最低気温は0℃を下回る所もあり、大雪になった所だけでなく、うっすら程度の積雪または路面が濡れている程度でも、冷え込みが強まるため、凍結する恐れがあります。
また、雪がとけやすい所もあれば、雪がとけるまでに時間のかかる所もあるなど、様々です。大きな幹線道路では、雪がとけるのは比較的早いですが、路肩や路地裏、歩道、日陰になっている所では、雪が完全にとけるまでに時間がかかります。
可能な限り、歩きやすい道を選び、通勤や通学路を一時的に変更するのも良いでしょう。歩道を歩く際は、十分気をつけるのはもちろん、自転車やバイクに乗るのは、やめてください。車の運転もなるべく避けて、公共交通機関を使うのも方法の一つです。
●普段は雪の少ない所で「大雪」 お出かけ前の注意点は?
今回は、普段、あまり雪の降らない関東で大雪となりました。そこで、お出かけ前に注意していただきたいことが4つあります。
①時間に余裕をもって行動しましょう。歩きなれた道でも、目的地に着くまでは、普段より時間がかかることが予想されます。焦って、急ぎ足になると、転倒する危険性もあります。
②滑りにくい靴を用意しましょう。靴底がツルツルしたものや、ヒールの高い靴は、危険です。靴床に溝がついている運動靴や、登山用の靴などがおススメです。
③歩き方のポイントを覚えておきましょう。歩幅を小さくして、地面に垂直に足を踏み出し、重心はやや前において、足の裏全体を路面につけて歩きましょう。ゆっくりとペンギンのような歩き方をするのが、おススメです。万が一、滑ってしまったら、尻餅をつくように転ぶと、頭を打ちにくくなります。
④両手をあけておきましょう。リュックや肩掛けカバンなどを選び、可能なら、傘を持つのも避けましょう。両手を出していれば、転んだ時でも、顔や頭を守ることができます。