札幌で初雪 統計開始以来2番目に遅い観測
北海道・札幌市から冬の便りが届きました。
●札幌で初雪
札幌地方気象台はきょう19日、初雪を観測したと発表しました。
平年に比べ18日、昨年に比べ15日遅く、一世紀以上の観測の歴史で過去2番目に遅い記録です。
(最晩は1890年と2018年の11月20日)
気象台によると、きょう19日午後10時過ぎに「みぞれ」が観測されたとのことです。
前線を伴った低気圧が発達しながら北海道付近を進んでいます。このため、北海道では大気の状態が不安定になっていて、あちらこちらで雪や雨が降っています。また、風も強まっていて、宗谷岬では午後8時過ぎに最大瞬間風速38.7メートルを観測、11月の観測史上1位の値を更新しました。北海道では、あす20日の昼前までは日本海側に中心を所々で雪や雨が降り、局地的に雷が鳴りそうです。平地でも雪の積もる所がありますので、車での移動は、路面状態の変化にご注意ください。また、沿岸部や海上では強風、高波に注意が必要です。
●みぞれでも「初雪」
「みぞれ」とは、雨と雪が混在して降る降水で、分類上は雪として扱われます。
このため、そのシーズンで初めて降ったものが「みぞれ」の場合でも、初雪として記録されます。