全国の天気 土日に紅葉が見ごろの所は 洋服選びの目安は ハロウィンも寒暖差に注意
10月最後の土日、天気のポイントは「広く晴れて、紅葉狩り日和だが、太平洋側は隠れ傘マークの所があること」です。強く降る雨ではありませんが、土曜は九州、日曜は近畿・東海を中心に、傘があると安心です。一方、晴れる所では、朝晩と日中との「気温差(寒暖差)」が大きくなりますので、服装選びにご注意ください。
●土日 雨が降るのは どこ?
この土日、本州付近は、移動性の高気圧に覆われるでしょう。この高気圧は、秋のカラッとした空気を運んでくるので、広い範囲でスッキリと晴れそうです。
ただ、天気のポイントは「広く晴れて、紅葉狩り日和だが、太平洋側は隠れ傘マークの所があること」です。
30日土曜は、気圧の谷の影響で、九州は南部を中心に、夕方から雨の降る所があるでしょう。夜遅くには、四国でも雨の降り出す所がありそうです。
31日日曜も、四国では雨の残る所があるでしょう。雨雲は東へ進み、近畿は午前中を中心に雨が降りやすく、東海は午後も所々で雨が降りそうです。土日とも、強く降る雨ではありませんが、お出かけの時間帯によっては、傘をお持ちになると安心です。
●紅葉が見ごろの所は?
そして、この時期、気になるのが、紅葉の色づき具合です。
tenki.jp「紅葉見ごろ情報 2021」によりますと、29日金曜現在、北海道の大沼国定公園・支笏湖温泉・洞爺湖周辺、青森県の奥入瀬渓流、秋田県の十和田湖、岩手県の中尊寺、宮城県の鳴子峡、山形県の月山花笠ライン、福島県の安達太良山・磐梯山ゴールドラインなどで、紅葉が見ごろを迎えています。また、29日金曜は、北海道札幌市や帯広市でイチョウの黄葉が観測されるなど、北日本では街中でも木々が秋色に染まってきています。
東日本も、標高の高い所では紅葉の色づきが進んでいます。栃木県の日光、岐阜県の白川郷などでは、すでに紅葉が見ごろを迎えています。
この土日、北日本は土曜日を中心に晴れて、東日本は日本海側ほど日差しが降り注ぐでしょう。紅葉が見ごろの所では、青空と紅葉とのコントラストを楽しめそうです。
●晴れる所ほど「気温差(寒暖差)」が大きい 服装選びの目安は?
ただ、穏やかに晴れる所ほど、夜から朝にかけて、地上付近の暖かい空気が空へ逃げてしまうため、一段と冷えるでしょう。30日土曜の最低気温は、名古屋市では9℃と、今シーズン初めて10℃を下回る予想です。
さらに、この土日は、朝晩と日中との「気温差(寒暖差)」が大きくなるでしょう。関東から九州では、土日とも最高気温は20℃前後の所が多い予想です。ハロウィンの31日日曜は、九州では最高気温が25℃くらいまで上がる所もあるでしょう。ただ、日が暮れると急にヒンヤリと感じられそうです。
暑がりの方や寒がりの方、それぞれですが、一般的に気温が5℃違うと、服装1枚分に相当すると言われています。体調を崩さないよう、調節しやすい服装を選んで、お過ごしください。
また、標高が高くなればなるほど、麓よりも気温が低くなります。一般的に、標高が100メートル高くなると、気温はおよそ0.6℃低くなるのです。標高の高い所で紅葉狩りを楽しむ予定の方は、暖かい上着をご用意ください。