今月になって、中国地方は記録的な暑さが続いています。
しかし、この先は雨が降るたびに気温が下がり、17日(日)から18日(月)にかけては日中でもひんやりとするでしょう。
今週の後半から急に秋が深まるため、秋物の準備を急いだほうが良さそうです。

●天気図の中にも季節の変化が現れる

11日午前6時の天気図を見ると、日本の東には季節外れの暑さをもたらした高気圧があり、次第に日本付近から遠ざかり始めています。
一方、大陸には涼しい空気を持った高気圧があり、北日本に張り出してきました。二つの高気圧の間には季節を分ける秋雨前線があり、ゆっくりと南下しています。
きょう(11日)の午後は前線に向かって流れ込む湿った空気の影響で、山陽を中心に雨が降るでしょう。
あす(12日)からあさって(13日)の午前中にかけては、西日本付近に前線が停滞するため、広く雨が降る見込みです。
雨が降るとともに次第に空気が入れ替わり、季節外れの暑さは山陰から終わりを告げる見込みです。

●週末から来週にかけて一気に季節の歩みが早まる

14日(木)から15日(金)にかけては高気圧に覆われて、いったん天気は回復するでしょう。朝晩は涼しく、日中はからっとした暑さになる見込みです。
その後、16日(土)から18日(月)にかけては、上空に冷たい空気を持った高気圧が張り出し、雲が広がりやすくなるでしょう。寒気の影響で、山陰を中心に冷たい雨の降る所がある見込みです。朝晩は肌寒くなり、日中も上着の必要になる所があるでしょう。
北寄りの風が吹くため、シベリアからの冬鳥の飛来が目立ってくる可能性があります。

●気温と服装の目安

今週は半袖でも過ごせる日が多い見込みですが、15日(金)ごろから朝晩は肌寒くなるため、羽織る物があると重宝するでしょう。
17日(日)から18日(月)にかけては、日中でも長袖シャツが必要になる見込みです。内陸部など、カーディガンの必要になる所もあるでしょう。
なお、風が強まったり、日差しがなかったりした場合には、同じ気温でも体感気温が低めになるため、最新の気象情報でご確認ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士