ここ1週間(2021年10月2日13時30分~2021年10月9日13時30分)で、震度1以上の地震は36回、そのうち震度4以上の地震は3回でした。場所は異なりますが、「強い地震」や「やや強い地震」が相次いでいます。

●ここ1週間の地震回数

上の図は、全国で、ここ1週間に震度1以上を観測した地震の震央を示したものです。ここ1週間(2021年10月2日13時30分~2021年10月9日13時30分)は、震度1以上の地震を36回観測しました。そのうち震度4以上の地震は3回でした。

●「強い地震」や「やや強い地震」 相次ぐ

7日22時41分頃は千葉県北西部を震源とする地震で、埼玉県川口市、宮代町、東京都足立区で震度5強を観測しました。東京23区内で最大震度5強を観測する地震は東日本大震災以来10年ぶりで、首都圏の交通にも影響がでました。
6日17時13分頃には大隅半島東方沖を震源とする地震で宮崎県の日南市や串間市、鹿児島県の霧島市や曽於市、志布志市、大崎町、錦江町、南大隅町、肝付町で震度4を観測。
また、6日には2時46分頃に岩手県沖を震源とする地震で、青森県陸上町で震度5強を観測しました。
このところ、場所は違いますが、「強い地震」や「やや強い地震」が相次いで発生しています。いつ発生するかわからない地震に備えて、日頃から身の周りの安全を確保するようにしておきましょう。

●家の中にある危険を認識する

家具の転倒を防ぐ対策をしましょう。特に、寝室の安全はしっかり確保してください。普段寝ている場所に寝転がり、家具が倒れてきたり、ものが落ちてきたりしないか確かめておきましょう。

●ハザードマップや避難場の確認をする

国土交通省や各自治体のホームページなど、インターネットからハザードマップを入手することが可能です。ハザードマップは随時更新されますので、定期的に確認するようにしましょう。ハザードマップを確認して、土砂災害や液状化現象の危険性の高い場所を確認しておいてください。
地盤によって揺れる大きさが変わります。「地震のゆれやすさ全国マップ」を確認して、心づもりをしておきましょう。周辺地域で過去に起きた震災を把握し、危険意識を日頃から持っておくようにするのも大切です。

●非常用グッズの確認をする

万が一に備えた非常用グッズをリュックにまとめておきましょう。非常用グッズの使用期限や消費期限は定期的に確認してください。避難時に必要なものは、日頃からリスト化しておくと便利です。
地震による停電や通信回線が集中してもいち早く正しい情報を入手できるようにしておくことが大切です。情報をいつでも入手できるように、電池式のラジオを用意しておきましょう。緊急警報放送に対応しているラジオは、緊急時に自動的に電源が入るようになっています。

情報提供元: tenki.jp日直予報士