猛烈な台風14号は、11日(土)~13日(月)にかけて沖縄地方に接近する恐れ。先島諸島では大雨や暴風となり、海上では大しけとなる見込み。その後、台風の進路によっては、西日本の天気に影響を及ぼす可能性も。最新の台風情報を確認して、早めの備えをなさってください。

●11日(土)から13日(月)にかけて、沖縄地方に接近 先島諸島では大雨や暴風に警戒

猛烈な台風14号は、9日(木)15時には、フィリピンの東を1時間におよそ20キロの速さで西北西に進んでいます。中心の気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートルで、中心から半径85キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。また、中心から半径165キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
今後、「猛烈な」勢力でフィリピンの東を北上し、11日(土)から13日(月)にかけて、「非常に強い」勢力で沖縄地方に接近する恐れがあります。沖縄地方の沿岸の海域では、10日(金)から、うねりを伴って波が高まり、11日(土)から大しけとなるでしょう。
また、石垣島や宮古島など先島諸島では、11日(土)から12日(日)にかけて暴風となり、沿岸の海域では大しけとなる恐れがあります。最新の台風情報に注意してください。

●14日(火)以降、西日本の天気に影響を及ぼす可能性も 早めの備えを

14日(火)以降、台風の進路によっては、九州など西日本の天気に影響を及ぼす可能性があります。最新の台風情報を確認して、早めに大雨や暴風への備えをしておくことが大切です。

台風が接近する前の屋内の備えです。
・雨どいや側溝などの掃除
・窓や雨戸の補強
・屋外やベランダで飛ばされそうなものは、ロープで固定するか屋内へ移動
・浸水に備えて土のうなどを設置

屋外の備えです。
・最新の気象情報の確認
・スマートフォンやノートパソコンなどの充電
・非常用品の準備
・電化製品や家財道具など、2階以上へ移動
いざという時に慌てないためにも、今のうちに、台風への備えをなさってください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士