台風14号は、今後、発達して強い勢力になり、沖縄の南に達する見込みです。その後も台風の動向に注意が必要です。

●台風14号 強い勢力で沖縄の南に達する予想 台風14号の特徴は

7日(火)15時、台風14号は、フィリピンの東を西北西へ時速15キロで進んでいます。中心気圧は994hPa、最大風速は23m/s、最大瞬間風速は35m/sです。
台風14号は、今後、海面水温が30℃以上と高い海域を西よりに進み、発達する見込みです。台風14号は、強い勢力になり、11日(土)には、沖縄の南に達する予想です。進路によっては、先島諸島に影響が出る可能性があります。
台風14号の特徴は、比較的コンパクトなことです。このため、先島諸島など接近するとなると、急に風や雨が強まります。

●台風14号 沖縄の南に達した後も動向に注意

9月以降の秋の台風は、日本付近まで北上すると、上空の偏西風に流されて、進路を東よりにとり、速度を上げることが多くあります。
ただ、台風14号は、まだ予報円が大きくなっています。11日(土)に、沖縄の南に達した後、偏西風に乗ることなく、夏の台風のように動きが遅くなったり、停滞したりすると、先島諸島では影響が長く続くことが考えられます。偏西風に乗ると、進路を東よりにとり、秋の台風らしく速度を上げる可能性もあります。来週、九州などに台風の影響が出てこないともいえません。今後、台風14号の動向に注意が必要です。最新の気象情報をご確認ください。

●台風への備えを

台風に備えて、日頃からハザードマップで避難経路や危険箇所の確認、非常用持ち出し袋など、防災用品の準備、確認をしておくとよいでしょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士