「台風12号」影響は? 沖縄の先島諸島に最接近 暴風や大雨の恐れ
台風12号は、22日(日)昼過ぎにかけて宮古島など先島諸島に最も近づくでしょう。暴風や大雨、高波に警戒、注意が必要です。
●台風12号 先島諸島に最接近
台風12号は沖縄の南を北西へ進み、22日(日)昼過ぎにかけて宮古島など先島諸島に最も近づくでしょう。
その後、台風12号は東シナ海を北上し、24日(火)には朝鮮半島で熱帯低気圧に変わる予想です。
●暴風や大雨、高波の恐れ
22日(日)、沖縄では先島諸島を中心に荒れた天気でしょう。
宮古島地方には暴風警報が発表されています。また、八重山地方でも非常に強い風が吹くでしょう。予想される最大風速(最大瞬間風速)は宮古島地方で25メートル(35メートル)、八重山地方で20メートル(30メートル)です。何かにつかまっていないと立っていられないような風が吹くでしょう。暴風に警戒が必要です。
沖縄には台風の発達した雨雲が所々にかかっています。先島諸島では多い所で1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るでしょう。23日(月)午前6時までに予想される24時間降水量は、先島諸島の多い所で100ミリです。土砂災害、低い土地の浸水や河川の増水に十分注意してください。雨雲の発達の程度によっては警報級の大雨となる恐れがあります。沖縄本島地方や大東島地方でも急な強い雨や落雷、突風に注意が必要です。
また、宮古島地方の海上では次第に大しけとなり、沖縄本島地方ではしけるでしょう。海岸付近には近づかないようにしてください。
23日(月)以降は、台風は次第に先島諸島から離れますが、引き続きうねりを伴った高波には注意が必要です。