週明けも「突然の激しい雨」に注意 真夏日続く 夜間も熱中症対策を
あす12日(月)も大気の状態が不安定で、あちらこちらで雨雲や雷雲が発達。「突然の激しい雨」に注意。西日本を中心に連日の真夏日予想。夜間も熱中症対策を。
●あす月曜 ゲリラ豪雨に注意
あす12日(月)も大気の状態が不安定です。梅雨前線の活動は弱まりますが、上空にはこの時期としては冷たい空気(上空6000メートル付近でー6度以下・6月中旬~下旬並み)が西日本まで流れ込むでしょう。一方、地上は気温が上がり、上空との気温差が40度くらいになる所も。地上と上空の気温差が大きいことで対流活動が活発になり、積乱雲が発達しやすい条件となります。
発雷確率(雷が発生しやすい割合)では、九州から東北南部の広い範囲で高くなっています。特に中国山地周辺や関東の内陸では、オレンジや赤の70%以上の所も。九州から東海は山沿いが中心ですが、関東や北陸、東北は平野部にも発達した雨雲が広がる予想です。
晴れていても急にモクモクした雲が湧いてきて、雨の降り方は突然強い雨が降る「ゲリラ豪雨」。1時間に30ミリ以上の激しい雨や、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨の降る所もありそうです。
●予想降水量
【予想降水量(多い所)】あす午後6時までの24時間
中国地方、近畿、東海、関東甲信 100ミリ
北陸、東北 80ミリ
これまでに降った雨で土砂災害の危険度が高まっている所があります。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水に警戒、注意して下さい。発達した雨雲のもとでは、落雷や竜巻などの突風、ヒョウにもご注意下さい。
●暑さ対策も万全に
きょう11日(日)は厳しい暑さとなりました。最高気温が30度以上になったのは、369地点(南鳥島を除く)で、全国のアメダス地点の約25%にあたります。三重県津市では最高気温が35.0度と、猛暑日になりました。あす12日(月)もきょうと同じくらいまで気温が上がる所が多く、熱中症に警戒が必要です。
あす12日(月)の熱中症情報では、鹿児島や福岡、広島は「危険」、那覇や大阪、東京、金沢などは「厳重警戒」となっています。暑さは昼間だけではありません。今夜からあす朝にかけて気温が下がりにくく、沖縄や九州から東海などでは、気温が25度を下回らない熱帯夜の所も多いでしょう。寝る前にコップ一杯の水を飲む、冷房を使用するなど寝室の環境も整えるようにして下さい。