鹿児島県や伊豆諸島、静岡県に「土砂災害警戒情報」 非常に激しい雨を観測
きょう1日(木)は、梅雨前線の活動が活発で、鹿児島県や伊豆諸島などで非常に激しい雨を観測しています。鹿児島県や伊豆諸島、静岡県に土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
●非常に激しい雨を観測
きょう1日(木)、活動が活発な梅雨前線の影響で、奄美や九州南部から東北の太平洋側を中心に発達した雨雲がかかっています。
1時間に伊豆諸島の新島空港では79.5ミリ(午前7時55分まで)と観測開始(2003年)以降、1位の値を更新しました。鹿児島県屋久島町尾之間では72.0ミリ(午前6時10分まで)、沖縄県粟国空港では59.0ミリ(午前6時14分まで)などと、所々で非常に激しい雨が降っています。
2日(金)にかけても梅雨前線の活動が活発な状況が続くでしょう。奄美や九州から東北の太平洋側を中心に非常に激しい雨が降り、さらに雨量が増える恐れがあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
●土砂災害警戒情報も
1日(木)午前9時半現在、鹿児島県や伊豆諸島、静岡県には土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。降り続く大雨のため、土砂災害警戒区域等では命に危険が及ぶ土砂災害がいつ発生してもおかしくない非常に危険な状況です。
避難が必要となる危険な状況【警戒レベル4相当情報[土砂災害]】となっていますので、崖の近くや谷の出口など土砂災害警戒区域等にお住まいの方は、市町から発令される避難指示などの情報に留意し、少しでも安全な場所への速やかな避難を心がけてください。
さらに、伊豆諸島北部では、線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続き、命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が急激に高まっているとして「顕著な大雨に関する情報」も発表されています。厳重な警戒が必要です。