台風2号 温帯低気圧に変わる
台風2号(スリゲ)は、25日09時に、日本の南で温帯低気圧に変わりました。
●台風2号 温帯低気圧に変わる
4月14日3時にカロリン諸島で発生した台風2号は、海面水温の高い海域を西よりに進み、17日3時にはカロリン諸島で「大型」で「非常に強い」勢力に、21時にはフィリピンの東で「猛烈な」勢力にまで発達しました。その後、台風はフィリピンの東をゆっくりと北上。22日から23日夜にかけて沖縄の南を東進し、きょう(25日)09時に日本の南で温帯低気圧に変わりました。発生から11日が経過し、4月としては17年ぶりに台風の寿命が10日を超える長寿台風になりました。台風2号の影響で大東島地方では荒れた天気になり、北大東空港ではきのう(24日)午前5時過ぎに30.9メートルの最大瞬間風速を観測、南大東島ではきのう(24日)12時40分までの24時間に108.0ミリの雨量を観測し、大雨になりました。
●温帯低気圧になっても油断せずに
台風2号は温帯低気圧に変わりましたが、きょう(25日)も、沖縄では、大東島地方を中心にウネリを伴った高波にお気をつけ下さい。また、小笠原諸島でも高波や強風に、九州から関東の太平洋側の沿岸にも、ウネリが入り波が高くなるため注意が必要です。