この先1週間も天気は短い周期で変化しますが、高温傾向です。季節先取りの暖かさで、来週は桜の開花ラッシュに。

●天気は短い周期で変化

この先、1週間も春らしく天気は短い周期で変わるでしょう。
13日(土)は東海と関東は昼頃まで、北陸と東北は午後も雨で、局地的に激しい雨が降りそうです。14日(日)も東北は雨が続き、太平洋側を中心に雨量が多くなるでしょう。
15日(月)は広く晴れますが、その後も晴天は続かず、16日(火)と18日(木)から19日(金)頃は広く雨が降るでしょう。

●高温傾向続く

天気はころころ変わりますが、高温傾向は続く予想です。
最高気温は北海道でも10℃くらい、東北や北陸は15℃くらいまで上がる日もあるでしょう。関東から九州は15℃以上の日が多く、東京などでも来週前半は20℃くらいまで上がる日もありそうです。日中は上着がいらなくらいの暖かさでしょう。曇りや雨の日でも気温はそれほど低くなく、寒さはなさそうです。

●桜の開花ラッシュに

桜前線もいつもより早くスタートしています。11日(木)には広島で、12日(金)には福岡で桜が開花しました。どちらも観測開始以来、最も早い開花でした。
今年の桜は、冬の前半に厳しい寒さの日があり、休眠打破(前年の夏に形成され休眠に入った花芽が、冬になり一定期間の低温にさらされて目覚めること)が順調に行われたこと、その後、季節先取りの暖かさの日が増えて、花芽の生長が促されたことで、開花が早くなっていると考えられます。
桜の開花は平年より10日前後早く、来週は九州から関東で桜の開花ラッシュになるでしょう。開花予想日は東京都心は16日、名古屋は17日、大阪は19日です。
なお、満開日はおおむね開花日の1週間から10日くらい後になる予想です。今年もお花見は難しいですが、家の近くの桜の変化を見て、季節の移ろいを楽しむのも良そうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士