東北地方は10日に日付が変わると青森・秋田県から雪や雨。天気の回復は早く、日中は晴れる所が多くなりますが、強まる風に体温を奪われそうです。

●10日 未明からの雪や雨は一時的

10日は寒冷前線の通過に伴って、未明から朝にかけて東北の日本海側や北部を中心に雪や雨の降る所があるでしょう。多くの地域で朝にはピークを過ぎそうですが、山形県や福島県の会津では昼前まで降る所がありそうです。白神山地や八甲田山系、八幡平の周辺などは10~20センチ程度雪の積もる所がありそうですが、平地での大雪はなさそうです。ただ、橋の上などは凍結の恐れがありますので、早朝の通勤通学は足元にご注意ください。

●日中は晴れても風が冷たい

10日の日中は晴れる所が多いですが、風も強まる見込みです。予想最高気温は青森市5度、盛岡市7度、秋田市8度、東北南部は10度前後の所が多いでしょう。ただ、沿岸を中心に平均でも10メートル前後のやや強い風が吹き、日差しの温もりはかき消されそうです。襟元を暖かくしてお出かけください。10日朝も冷えて宮城県では今シーズン初めて霜注意報が発表されています(9日午後1時現在)。農家のみなさんは遅霜にも気をつけたい季節です。空気も乾燥して風も強まるので、火の取り扱いにも気をつけましょう。

●3.11 朝は冷え込み強まる

東日本大震災から10年を迎える11日は広く晴れますが、朝は各地で0度以下の冷え込みになるでしょう。毎年、祈りをささげる多くの方が早朝から沿岸にいらっしゃいますが、防寒対策はしっかりとなさってください。特に、岩手県の沿岸を中心に11日朝も風はやや強く吹きそうです。11日の日中は風も弱まり、日差しの温もりを感じられる所が多くなりそうです。各地の時間ごとの詳しい予報は、tenki.jpの天気予報から各県庁所在地をクリックし、お住いの市区町村を選択するとみられます。ご活用ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士