今日(2日)の道内は、暖気の影響でほとんどの地点で最高気温がプラスになりました。しかし、その後に流れ込んだ寒気の影響で、午後6時の段階で既に道内アメダスのすべての地点で氷点下となっています。明日(3日)はこの時季本来の冷え込みとなり、さらに寒気が強まるため、日中は気温の上がり方が鈍くなるでしょう。最高気温は平年より大幅に低く、水道凍結に厳重に警戒して下さい。

●ほぼ全道で最高気温がプラスも、午後は一気に冷え込む

今日の北海道付近は前線を伴った低気圧が通過し、はじめは上空に暖気が流れ込みました。この影響で道内アメダス173地点中168地点で最高気温がプラスになりました。しかし、この大半が明け方までに観測されたもの。寒冷前線が通過したため上空には寒気が流れ込み、この影響で午後6時の段階では既に道内アメダスのすべての地点で氷点下となっています。この後もさらに気温は下がる見込みです。

●明日は元日並みに気温の上がらない日に

明日の最低気温は平年並みか3度くらい低い所が多くなる見込みです。上空の寒気が強く、日中も気温の上がり方が鈍くなります。最高気温は-8度前後で全般に平年より6度くらい低く、今シーズン最も気温の上がらない所が多くなった元日と同じくらいの厳しい寒さとなる見込みです。年末年始は札幌でも水道凍結の相談が急増したとのことです。自治体などで紹介している水道凍結に注意が必要な目安の気温は氷点下4度以下。日中もほとんどの地域でこの気温以下が続く見込みです。普段なら大丈夫でも、明日は通勤などで家を空けるだけで水道凍結してしまう恐れがあります。水落としをしっかり行うなど、水道凍結には厳重に警戒して下さい。

●明日は暴風雪にも警戒

また、明日は冬型の気圧配置が強まる影響で、日本海側の沿岸を中心に猛吹雪となる恐れがあります。最大風速は20メートル、最大瞬間風速は海上で30メートル、陸上では35メートルとなる見込みです。石狩北部や留萌地方、檜山地方では猛吹雪や吹きだまりによる交通障害、暴風に警戒が必要です。明日夕方までの24時間降雪量は、多い所で40センチに達する見込みです。大雪にも注意して下さい。

情報提供元: tenki.jp日直予報士