中国地方 厳しい寒さは一時的 来週も気温の変化には要注意
きょう(29日)の中国地方は、上空1500m付近に-12℃前後の第一級の寒気が流れ込み、各地で厳しい寒さになっています。今回は寒気の流れ込みが一時的なものにとどまり、週末には山陰の天気もゆっくりと回復に向かうでしょう。
日中の寒さは次第に和らぎますが、週末にかけて朝晩の冷え込みは続くため、山陰や中国山地の周辺では路面の凍結には注意が必要です。
また、来週にかけては天気が小刻みに変わり、寒暖の変化が大きくなるため、健康の管理にも十分にご注意ください。
●きょうは各地で厳しい寒さに
きょうは強い冬型の気圧配置になり、山陰や中国山地の周辺を中心に雪が降っています。
これから今夜にかけても、山陰は断続的に雪が降り、沿岸部でもうっすらと積もる所があるでしょう。山陽でも雲が広がりやすく、雪のちらつく所がある見込みです。
日中の予想最高気温は山陽の沿岸部で4℃から5℃、山陰では2℃から3℃くらいで、きのうに比べて大幅に低くなるでしょう。
沿岸部を中心に西寄りの風がやや強く吹き、寒さの厳しい一日になる見込みです。
●週末は次第に寒さが和らぐ
週末は、高気圧が東シナ海から本州の南へと移動し、中国地方は南から高気圧に覆われる見込みです。上空1500m付近に流れ込んでいる-6℃以下の寒気も、日曜日には日本海へと後退する見通しです。
山陽は土曜日から日曜日にかけて、おおむね晴れるでしょう。
山陰は土曜日も雲が多く、明け方までは雪の降る所がありますが、日曜日には日差しが戻る見込みです。
土曜日は寒気の影響が残り、全般に風が冷たいですが、日曜日の日中には寒さが和らぐでしょう。