2日から3日朝は、北陸付近に発達した雪雲がかかる見込みです。平地でも積雪が一気に増えることが考えられます。5日は、関東など太平洋側で、冷たい雨になる可能性があります。

●元日 北陸や東北の日本海側に発達した雪雲 秋田で記録的な降雪量に

1日は、日本付近は冬型の気圧配置になっており、強い寒気が流れ込んでいます。北陸や東北の日本海側を中心に発達した雪雲がかかりました。秋田県横手市では、24時間降雪量の日最大値は13時までで63センチを観測し、1979年の統計開始以来、観測史上1位になりました。

●雪雲の流れ込み続く 2日~3日朝は北陸付近で一気に積雪が増える恐れ

2日も、冬型の気圧配置が続くでしょう。北海道から北陸を中心に、日本海から雪雲の流れ込みが続く見込みです。日本海西部では西風が強めに吹き、北風とぶつかる所で雪雲が発達します。この雪雲が、北陸や近畿北部付近にかかり、3日朝にかけて、カミナリを伴って雪の降り方が強まるでしょう。短い時間で積雪が増えることが考えられます。特に北陸では、平地でも警報級の大雪になる恐れがあります。また、西風が吹きつけ、雪雲は、東海にも流れ込む可能性があります。こちらの地域でも、雪が積もらなかったとしても、3日朝にかけて、路面の凍結などに注意が必要です。

●3日の日中は北陸付近の雪は雨に

3日の日中は、寒気の流れ込みが、やや弱まり、北陸付近の雪は雨に変わることがあるでしょう。この雨で道路に積もった雪がとけ、道路の状況がさらに悪くなることも考えられます。車の運転は注意が必要です。

●5日にかけて東北や北海道では雪雲の流れ込み続く 東北に発達した雪雲

5日にかけても、北海道や東北を中心に、日本海から雪雲の流れ込みが続きます。特に4日夜から5日は、東北付近を気圧の谷が通過するため、発達した雪雲がかかるでしょう。北陸も雪や雨が続く見込みです。

●5日 関東など太平洋側に雨雲がかかる可能性あり 降れば冷たい雨に

5日、東北付近を通過する気圧の谷とは別に、日本の南を気圧の谷が通過する見込みです。関東の平野に雪を降らせることがある南岸低気圧になるかは、まだわかりませんが、九州から関東に雨雲がかかることも考えられます。雨雲がかかると、関東の平野など雪が積もるということはなくても、一時的に雪がまじったり、冷たい雨になる可能性があります。最新の気象情報をご確認下さい。

情報提供元: tenki.jp日直予報士