昨日12月30日から日本列島は寒波襲来、近畿地方でも昨晩からけさにかけて北部や山地を中心に大雪となっています。上空に流れ込んでいる強い寒気は、これから明日元日にかけても居座るため、近畿地方では、大雪による災害に警戒・注意が必要です。

●けさにかけての雪の推移と正午現在の積雪量

12月31日12時時点の積雪量は、兵庫県兎和野高原で95センチ、滋賀県長浜市柳ケ瀬で62センチとなり、一晩で40センチ以上の雪が積もっている所があります。兵庫県の朝来市和田山では12月の雪の深さとしては、観測史上1位となっています。また、京阪神の都市部でも昨晩から雪がチラつき、京都市でも午前8時に1センチの積雪を観測しています。

●これからあすにかけての雪の範囲

近畿地方では、年明けの1月1日にかけて、上空約1500メートル付近に氷点下9度以下の寒気が居座る見込みです。上空の風向きがこの先は西よりに変化するため、近畿地方では雪の降る範囲は幾分狭まってきそうですが、年明けの1月1日にかけて、日本海の沿岸部や滋賀県の湖北の地域を中心に断続的に雪が降るでしょう。局地的に雷を伴い、雪の降り方の強まる恐れもあります。

●屋根から落雪 ナダレに注意 雪下ろしする際も慎重に!!

雪の多く積もっている地域では、昨晩から新たに雪が積もって表層なだれが起こりやすくなっていますので、ご注意ください。また、屋根からの落雪に注意をするとともに、雪下ろしをする際は一人で作業をせず、複数で安全を確保しながらの作業をお願いします。

情報提供元: tenki.jp日直予報士