4日の北海道は広い範囲で初雪を観測し、一気に冬が近づいたのを感じた方も多かったのではないのでしょうか?これからさらに季節が進み、平地でも少しずつ雪が積もることが多くなりそうです。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめてみました。



●1週目(11月7日~13日) 気温の変化が激しい


今日(5日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。

明日(6日)と明後日(7日)は最高気温が10月中旬並みの15度くらいまで上がり、肩の力を抜いて外に出られそうです。しかし、日曜日(8日)から来週の中頃にかけては上空に強い寒気が流れ込み、再び一桁の気温にとどまる所が多くなります。2、3日おきに最高気温が10度くらい変化するため、体調管理に十分注意して下さい。また、寒気の影響で、日曜日以降は日本海側を中心に雪が降りやすくなり、平地でもしっかりと積もる所が出てきそうです。路面状況にも注意が必要です。


●2週目(11月14日~20日) 季節の歩みはいったん足踏みか


この期間は高気圧に覆われやすく、冬型の気圧配置も例年より弱まる見込みです。上空には寒気が流れ込みにくく、高温に関する早期天候情報(12日から5日間)が出されているように、気温は平年よりも高い日が多くなりそうです。天気も太平洋側を中心に晴れる日が多く、季節の歩みはいったん足踏みとなるかもしれません。


●3~4週目(11月21日~12月4日) そろそろ根雪の所も…?


11月下旬には、札幌の最低気温の平年が0度を下回るなど、寒さが徐々に身体にこたえる時期となってきます。天候も例年通り冬型の気圧配置となることが多くなるため、日本海側を中心に雪や雨の降る日が多くなりそうです。根雪の平年は最も早い旭川で11月23日、札幌は12月5日と、根雪を意識する時期となってきます。昨年の降雪量は平年の半分程度とかなり少なくなりましたが、旭川の根雪の初日は11月14日と平年よりも早い観測となりました。寒候期予報によると今季の降雪量も平年並みか少ない見込みですが、道北の内陸などこの期間で根雪となる所が出てくる可能性は十分にあるでしょう。


情報提供元: tenki.jp日直予報士