9日(日)も九州から関東で危険な暑さに。「高温注意情報」や「熱中症警戒アラート」が発表されています。この先、さらに真夏日地点、猛暑日地点は増える予想です。お盆期間は広範囲で熱中症に警戒が必要です。



●高温注意情報や熱中症警戒アラート発表


8日(土)も宮崎空港で37.0℃まで気温が上がるなど、所々で体温並みの暑さになりました。

9日(日)も九州から関東は太平洋側を中心に晴れて、厳しい暑さになるでしょう。九州から東海には「高温注意情報」が発表されており、所々で35℃以上の猛暑日となりそうです。

また、千葉県と山梨県には「熱中症警戒アラート」が発表されています。(熱中症警戒アラートとは、熱中症を予防することを目的に、環境省と気象庁が共同で発表して、暑さへの「気づき」を呼びかけるための情報です。「気温」「湿度」「輻射熱」を取り入れた「暑さ指数(WBGT)」を基準としており、今年の夏から、全国に先駆けて、関東甲信地方を対象に実施しています。)

9日(日)も九州から関東を中心に熱中症のリスクが高くなります。しっかりと熱中症対策をなさって下さい。


●危険な暑さ さらに広範囲に


厳しい暑さはこの先もしばらく続きます。上の図は全国の真夏日地点、猛暑日地点の割合の予想です。真夏日地点、猛暑日地点ともに今後さらに増えるでしょう。

福岡市や大阪市、東京都心などでは連日35℃前後まで気温が上がり、うだるような暑さが続きそうです。名古屋市や岐阜市では13日(木)から37℃と体温並みの暑さの日が多くなるでしょう。

九州から関東だけではありません。10日(月)からは東北でも猛暑日の所がありそうです。また、北海道でも内陸部を中心に33℃くらいまで気温が上がる所があるでしょう。

お盆期間は広範囲で、体に堪える暑さが続く予想です。こまめに水分をとり、汗をたくさんかいたら、適度に塩分もとりましょう。室内では適切にエアコンを使い無理のないようにお過ごし下さい。マスクをしていると熱がこもりやすくなります。人との距離を十分にとり、マスクを外し、休憩をとることも熱中症予防の大切なポイントになります。万全な対策をして、暑さで体調を崩さないようお気をつけ下さい。


情報提供元: tenki.jp日直予報士