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きょう14日は、日本海を東進する低気圧から延びる前線が、夜にかけて近畿地方を南下する見込みです。近畿地方では、夕方にかけて中部や南部を中心に雨が降り、局地的に雷を伴って激しく降る恐れがあります。土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。
●土砂災害や河川の増水に警戒
きょう14日は、梅雨前線上の低気圧が日本海をゆっくりと東へ進んでいます。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでおり、近畿地方は大気の状態が非常に不安定になっています。近畿地方では、中部や南部の広い範囲で雨が降っており、所々に発達した雨雲が見られます。このあと夜にかけて前線が近畿地方を南下するため、中部や南部では1時間に40ミリのバケツをひっくり返したような激しい雨の降る所がある見込みです。これまでの大雨で地盤が緩み、土砂災害の危険が高まっている所があります。また、増水している河川もあります。このあとさらに、局地的に激しい雨の降る恐れがあるため、土砂災害に警戒し、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水にも警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風にも十分注意が必要です。
●土砂災害の前兆現象とは
土砂災害が発生する前には前兆現象が見られます。例えば、斜面にひび割れができたり、斜面から濁った水が噴き出したり、小石がパラパラと落ちてきたりすることがあります。また、異様な音がしたり、石や木がこすれて焦げ臭いにおいがしたりします。突然湧水が止まったり、逆に増えたり、山鳴りが聞こえたりということもあります。このように少しでも異常を感じたら、速やかに斜面から離れて避難するようにしてください。