あすにかけての天気のポイントは「大雨」と「梅雨寒」です。土曜日以降は、一転して、晴れる所が多いですが、急な雨に注意が必要な所もありそうです。



●金曜 九州から東海は「大雨」の恐れ 原因は?


あす19日金曜は、九州から東海では、午前中は、大雨の恐れあります。

原因は、本州付近に停滞する梅雨前線上を、低気圧が進む予想だからです。梅雨前線や低気圧に向かって、大雨のもとになる「暖かく湿った空気」がどんどん流れ込むため、梅雨前線の活動が活発となりそうです。

このため、九州から東海では、局地的に雨雲やカミナリ雲が発達するでしょう。場所によっては、滝のような雨が降り、雨雲が予想より発達した場合には、警報級の大雨となる可能性もあります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に、十分な注意が必要です。18日木曜の時点で、すでに、大雨になっている所もあり、雨量がさらに増えますので、斜面や増水した川には、絶対に近づかないでください。


●金曜 関東は「梅雨寒」 原因は?


一方、19日金曜は、関東でも南部を中心に、断続的に雨が降るでしょう。関東では、東海から西のような「大雨」は予想されていませんが、ポイントは「梅雨寒になりそう」ということです。

「梅雨寒」の原因は、沿岸部を中心に、ヒンヤリとした北風が吹くからです。このため、気温は昼間もあまり上がりません。最高気温は、20度くらいか、20度を少し超えるくらいの所が多く、4月下旬並みの所もあるでしょう。空気がヒンヤリするだけでなく、雨が降るので、雨に濡れて、体を冷やさないよう、服装選びにご注意ください。


●土日は広く晴天 ただ「急な雨」の所は? 部分日食は?


20日土曜は、天気が回復して、全国的に晴れるでしょう。東京の最高気温は25度を超えて、関東の梅雨寒も、解消しそうです。

ただ、関東甲信や北陸を中心に、天気が変わりやすく、晴れても「急な雨」に注意が必要です。梅雨空が続く中、洗濯物を外に干すチャンスですが、空模様を確認しながら、干してください。お出かけは、晴雨兼用の傘があると良さそううです。

21日日曜も、晴れる所が多く、夕方の「部分日食」も、観測に好条件の所が多いでしょう。来週は、また曇りや雨の日が増えますので、土日の晴天を有効にお使いください。


情報提供元: tenki.jp日直予報士