23日午後は、東京都心で雨雲が発生しています。雨が降った後には、美しい虹と環天頂アークが見られました。



●雨雲出現のち、晴れて2種類のレインボーが出現!


23日午後の関東地方は、大気の状態が不安定になっている影響で、雨雲があちらこちらで沸いてきています。

雨雲の範囲は小さく、雨柱が見られた所もあった一方、雨が降った後に晴れている所も多くなっています。

そんな中、東京都心で虹が出現。天頂には環天頂アークも出て、まさに2種類のレインボーが見られました。


●雨上がりの定番「虹」


雨上がりに日が差してきたことから、東京都心で虹が見られました。

虹は、太陽の光が空気中の水滴に当たり、屈折・反射することによって7色の光の線が見える現象です。太陽の光が反射して起こる現象ですから、虹は必ず太陽を背にした方向に現れます。


●天頂付近にも逆さ虹「環天頂アーク」


東京都心の雨上がりの空の天頂には環天頂アークも出現しました。

環天頂アークは、上層の雲に含まれる氷の粒に太陽が当たることによって現れます。虹が逆さまになったように見えることから「逆さ虹」と呼ばれることもあります。

虹と環天頂アークが同時に見られることは大変珍しいです。


●この先も大気不安定 油断しないで!


関東地方では、23日夜9時頃まで、大気の不安定な状態が続くため、また雨雲や雷雲が発達しやすくなりそうです。落雷や突風、急な強い雨に、十分にお気をつけ下さい。


情報提供元: tenki.jp日直予報士