札幌の大通公園では、2月4日から始まる「第71回さっぽろ雪まつり」の雪像作りが着々と進んでいます。この冬は雪不足の影響もあり、雪像関係者の方々は雪を集める作業にとても苦労をされました。例年では札幌市内で集める雪が足りず、遠く離れた後志管内の羊蹄山麓まで雪を集めに行ったそうです。しかし、無事に雪は確保でき、今は雪像が日ごとに完成に近づく様子を楽しむこともできます。写真は大通5丁目の道新雪の広場で「世界を目指して駆けるサラブレッド」を作成している様子です。



●札幌 今シーズン一番のまとまった雪


21日朝の札幌は、前日から降った雪の影響で、木々は雪をかぶり、真っ白な道路には雪をのせた車が走るというこの時期らしい風景となりました。札幌では、21日午前9時までの24時間降雪量が27センチとなり、今シーズンで最もまとまった量の雪が降りました。9時の積雪は39センチで、ようやく平年の68%まで増えました。札幌大通公園の雪まつり会場では、作りかけの雪像や足場にかぶった雪を払う作業からのスタートとなっていました。


●今後の天気、雪は?寒さは?


1月末にかけては、冬型の気圧配置や寒気の影響を受ける日があり、日本海側では雪の降る日が多いですが、太平洋側やオホーツク海側は天気の大きな崩れはなく、割合晴れる見込みです。気温は変動が大きく、24日(金)にかけては平年より高く、札幌など日中はプラスの気温となる所が多くなるでしょう。その後、25日(土)~27日(月)頃にかけてはいったんこの時期らしい寒さが戻り、全道的に真冬日となりますが、28日(火)頃から気温が平年よりかなり高くなる可能性が高くなっています。路面状況が変わりやすくなるので、車の運転などには引き続き注意が必要となります。


情報提供元: tenki.jp日直予報士